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 「 ま 」

【 マイクロ・ブラウス (microblouse) 】

きわめて小さくつくられたブラウスの意。いわゆるマイクロウエア(極小衣服)の流行から生まれたもので、胸を覆うだけの短い丈のデザインが多く、ドレスなどと組み合わせて、大小、長短の微妙なバランス感覚を表現する。


【 マイクロスカート (microskirt) 】

ごく短い丈のスカート。一般的に超ミニなどとよばれ、ミニスカートの中でもかなり短いものを総称する。マイクロミニスカートという表現もあるが、具体的に膝上何センチと決められているわけではない。フランス語では「小さなスカート(ジュープ)」という意味から、ジュペットとよばれる。


【 マイクロトップ (microtop) 】

マイクロは「非常に小さい」という意味で、極端に小さくつくられた上衣(トップ)類を総称する。身体にぴったりとした丈の短いものが多く、マイクロジャケット、マイクロブルゾン、マイクロベスト、マイクロブラウスとさまざまなバリエーションで展開されている。'60年代に登場したもので、その後も何回かリバイバルしている。


【 マイター (miter) 】

カトリックの司教が祭式の時に用いる冠のことで、「司教冠」という。前後に山形を重ね合わせたような筒型のかぶりもので、後ろに長い2本の垂れ紐は付いている。古代から見られる古いかぶりものの一種。


【 マウンテン・パーカ (mountain parka) 】

アウトドア・ライフの必需品とされる機能的なフード付きジャケット。防風性と防水性を第一に考え、紐付きのフード、ドロー・ストリング・ウエスト(引き紐式のウエスト処理)、マジック・テープ使いの4個のパッチ&フラップ・ポケットなど、きわめて機能的で実用的なデザインに仕上がっているのが特徴。アウトドア・ウエアやヘビーデューティ・ウエアを代表するアイテムとして知られ、アメリカのシェラ・デザイン社の製品が原型とされる。


【 前立て (まえたて) 】

ジャケット、ドレス、ブラウスなどの前身頃の明きに付ける細長い布やその部分、またはズボン(パンツ)の前明きの持ち出し、見返しのこと。


【 マオ・カラー (Mao collar) 】

マオは中国の元主席、毛沢東(もうたくとう=マオツォートン)の名をとったもので、中国人の人民服に由来するスタンド・カラーの一種。本来はステンカラーのように立ち衿が折り返った形のものだが、ファッション用語ではチャイニーズ・カラー(マンダリン・カラー)と同義とされる。ネール・カラーも同じような衿を指すが、これはインドの元首相ネール[Panditjawaharlal Nehru]にちなむ名称で、インドの政府高官などが着る上衣に見る立ち衿をいう。


【 マキシ・ジャケット (maxi jacket) 】

床に届くくらいのきわめて丈の長いジャケット。コート・ドレスともいえるが、あくまでロング・ジャケットとして'91年/'92年秋冬ミラノ・コレクションで提案された、ファンシーなレディース・アイテム。

マキシ・ジャケット


【 マキシ・ベスト (maxi vest) 】

きわめて丈の長いベストをいう。'90年代に入ってのヒッピー・ルックのリバイバルから再登場したもので、ヒップが隠れる丈からひざ下丈までの多彩な丈のバリエーション、ハンドクラフト・タッチの素材感などに特徴が見られる。レイヤード・ルックを構成する主要アイテムとなっている。


【 マキシ・レングス (maxi length) 】

マキシは「最大・最高」を意味するマキシマム[maximum]の略で、一般的には、くるぶしから、床すれすれまでの長い丈をいう。コートやスカートの長さを示すことばとして、ミニ・レングスやミディ・レングスなどと対比的に使われるもの。'70年代に流行したことで知られている。フル・レングス、フロア・レングスと同義。


【 巻きスカート (まきすかーと) 】

ラップアラウンド・スカート


【 マーキゼット (marquisette) 】

たて・よこに1mあたり1,000回程度のひねりをかけた糸を使い、からみ織に織った目の粗い、地薄な軽めの織物。一般に手触りは、しゃりっとしたものが多く、ドビーかジャカードで模様を表したものがある。カーテン、タウンウエア、子供服、ベットスプレッド等に使われている。カーテン、ラッシェル編機で角目(かくめ)に編んだレース・カーテン地である。


【 マーク・ジェイコブス (Marc Jacobs) 】

〔1963〜.アメリカ;ニューヨーク〕パーソンズ・デザイン学校卒業。'87年<マーク・ジェイコブス>ブランドをスタート。同年、最年少でペリー・エリス賞を受賞し、翌'88年から<ペリー・エリス>のチーフ・デザイナーに就任。'93年に独立し、自社ブランドでニューヨーク・コレクションに参加。アメリカ的な若々しい感性で幅広く活躍している。


【 マクラック (mukluk) 】

オットセイの毛皮などでつくられたカジュアルなショート・ブーツ。アッパー全面が毛皮で覆われたもので、アフター・スキーなどに用いられることが多い。


【 マグネット・ライン (magnet line) 】

56年秋にクリスチャン・ディオールが発表したライン。マグネットとは「磁石」のこと。
U字形の磁石のように、肩、腰、帽子などに丸いカーブをもたせ、裾に向かってゆるい曲線ですぼまってゆくラインで、全体にほっそりとしているのが特徴。


【 マーケット・シェア (market share) 】

「市場占拠率」のこと。ある特定の商品が、市場に流通している同じ種類の商品全体に対し、どの位の割合で流通しているかという数値。一般にブランドごとの販売金額や数量の比率で示されている。


【 マスキュリン (masculine) 】

「男のような、男気取りの」の意味で、マニッシュともいう。フェミニンと対比されることば。男っぽいテーラード・スーツやシャツ、ボーイッシュなヘアやパンツ・ルックなどに見られるものが代表的であるが、単に男物まがいの服を着るだけではなく、それを身につけることにより新しい女らしさを感じさせるようなファッションをいう。


【 マゼンダ (magenta) 】

さえた赤紫。カラー印刷などに用いられる色料の三原色のひとつ。もともとマゼンダは、北イタリアの地名であるが、この地方で戦闘のあった1859年に有機染料フクシンが発見されたことから、その色を地名になぞらえてこの名がついた。


【 マタドール・ジャケット (matador jacket) 】

マタドールはスペインの闘牛士のことで、闘牛士が着用する華やかな上着をいう。ボレロ型の、身体にぴったりとした短い丈のものが主で、 ビーズやコード刺繍などをふんだんに使った装飾的なものが多い。なお、マタドールは剣で牛に最後のとどめをさす主役で、トレアドルは、馬に乗った闘牛士のことである。


【 マタニティ・スカート (maternity skirt) 】

妊産婦用のゆったりとしたスカート。体形の変化に順応できるようになったもので、ウエストはゴムや紐、またはラップ式などが多い。


【 マタニティ・ドレス (maternity dress) 】

妊婦用のドレス、あるいは「妊婦服」のこと。動きやすさを第一に考え、お腹の大きさに合わせてサイズ調節を可能にしたもの。最近ではファッション性も高くなり、通勤着やフォーマル・ウエアなど、目的に合わせたアイテムも広がっている。ワンピース・トレス、トレッパー型の上着とボトムを組み合わせたツーピースなどがある。マタニティは本来「母であること、母になること」の意。


【 襠 (まち) 】

衣服や袋物で、動きを楽にしたり、幅や厚みが足りないところに付け加えられる布のこと。主に三角形、菱形(ひしがた)、台形、長方形などで、衣服では、脇の下やスカートなどに用いられることが多く、装飾を兼ねる場合もある。英語ではゴアという。


【 マーチャンダイザー (merchandiser) 】

略して「MD」ともいう。マーチャンダイジング(商品化計画)についての数値責任を果たすことのできるスペシャリスト。その責任を果たすためには、1.自社のマーチャンダイジング・ポリシーを知っていること、2.顧客の要求を知っていること、3.その欲求に合致した商品を安いコストでつくるためのマーチャンダイジング・システムが組めること、が必要である。アメリカでは、このマーチャンダイザーを、バイヤーとよぶ企業が多い。


【 マッキントッシュ (mackintosh) 】

1823年にスコットランド人チャールズ・マッキントッシュ(1766〜1843)によって考案されたゴム裏張りの防水布(マッキントッシュ)でつくられたレインコートの一種。ゆったりとしたルーズなシルエットが特徴で、俗にマックともよばれる。縫い目にも防水テープが付き、1836年頃からレインコートとして広く着られたが、1900年代初期にバーバリーが登場すると共に、その立場が入れ替わった。


【 マッシュルーム・ハット (mushroom hat) 】

マッシュルームに似た形の帽子。ブリムがきのこのように、下向きで内側にやや巻かれた感じの婦人帽を指す。


【 マドラス・チェック (Madras check) 】

インドのマドラス地方で織られる綿織物に多く使われる格子柄。天然染料を用いた、野趣のある独特の味わいの多色使いが特徴。


【 マニキュア (manicure) 】

ラテン語の手をあらわすマヌス[manus]と手入れを意味するキュア[cura]との造語で、特に手、および爪の化粧のことをいう。古代エジプト時代から女性のみならず男性にも行われていた風習だが、現在では、主に爪に赤やピンクなどの、ネイル・エナメルを塗ることや、ネイル・エナメルそのものを指すことが多い。


【 マニッシュ・ルック (mannish look) 】

マニッシュとは「男性的な」の意味。女性が男性的な装いをした時に使われることばで、テーラード・スーツがその代表とされる。現代ファッションの中において、重要な位置を占めるスタイルのひとつ。マスキュリン・ルックと同じ。


【 マネキン (mannequin) 】

日本語のマネキンは、3つの意味をもっている。1.マネキン人形といわれるディスプレー用の人形のこと。人体と同じような(あるいはそれをデフォルメした)プロポーションをもち、頭、胴、腕、手足などがあり、衣裳を着せて、ディスプレー用に使われる。2.裁断の時に使われる。ボディ、ダミー、人台のこと。立体裁断の時、布をダミーに合わせて、デザイン、裁断などに使う。3.百貨店、専門店などに出向する派遣販売員のことで、特に専門の人材派遣会社(通称マネキン会社)からの派遣員をいう場合が多い。またマヌカンという場合には、ファッション・モデルを指し、これらとは区別して使っている。


【 マフ・バッグ (muff bag) 】

マフは防寒と装飾のための、毛皮などでできた円筒形の手を暖める小物で、それに似たバッグををいう。内側に小物を入れるようになっており、手を暖めるためと物を入れるための両方の機能を果たす。


【 マフ・ポケット (muff pocket) 】

ピー・コートなどに見られる縦に切り口がとられたポケットのこと。手を暖める目的でつくられたものであることから、一般にはハンドウォーマー・ポケットという名で知られる。マフは女性が両手を入れて防寒用に使う、毛皮などでつくられた筒形の服飾品をいい、左右から両手を入れるしぐさが、これに似ていることからこの名がある。


【 マフラー (muffler) 】

長方形の衿巻き。もともとは女性が顔を隠したり、砂よけ、防風、防寒のために顔や頭を包んだ布片が、東方からヨーロッパに伝わって定着したものとされる。スカーフに比べて、防寒用の正確が強く、ウールやカシミア、シルクなどでつくられて、装飾と身体の保護を兼ねる。


【 マーメイド・ドレス (mermaid dress) 】

マーメイドは「人魚」の意で、身体にぴったりとしてボディラインを浮き彫りにしたドレスを、人魚の姿になぞらえてこうよんだもの。女らしく、セクシーな雰囲気を漂わせているのが特徴で、ボディ・コンシャス・ファッションの代表的なアイテムとされる。また裾のところで魚の尾ひれのように少し広がったマーメイド・ラインのボディ・ドレスをこうよぶこともある。


【 マーメイド・ライン (mermaid line) 】

マーメイドとは「人魚」のこと。ちょうど人魚のように、膝のあたりまで身体にフィットしたスリムなシルエットが、裾で魚の尾ひれのように広がったラインのこと。裾の広がりは、フレアー、ギャザー、タックなどを使って表現することが多い。リーニュ・ポワソンと同義語。


【 マーメイド・ライン・スカート (mermaid line skirt) 】

マーメード・スカートともいう。マーメード・ラインとよぶ人魚のようなシルエットを特徴にするスカート。ふくらはぎからくるぶし丈と長めで、全体にぴったりとフィットし、裾で人魚の尾ひれのように開いた形となっているもの。トランペット・スカートを長くした感じのスカートで、イブニング・ドレスなどに見られるが、最近では街着としても用いられる。

マーメイド・ライン・スカート


【 マラカイト (malachite) 】

和名は孔雀石(くじゃくいし)。不透明で、マラカイト・グリーンとよばれる青緑色または黄緑色を示し、濃淡の縞模様があるのが特徴。孔雀の羽根を思わせることからこの名がある。主成分は炭酸銅。指輪、ペンダント、ブローチなどの宝飾品として、またテーブル、花びん、灰皿など室内装飾品としても用いられる。主産地はロシア、アメリカ、アフリカ、メキシコなど。


【 マリン・ルック (marine look) 】

船員や水夫などの服装にイメージを求めたものの総称。セーラー・カラーのブラウス、セーラー・パンツ、一等航海士の着るオフィサー・ジャケット、ダッフル・コート、ヨット・パーカ、バルギー・セーターやボーダー柄のTシャツなどが代表的なアイテム。


【 マルセル・ウエーブ (Marcel wave) 】

ヘア・アイロンを使って柔らかいウェーブを出したヘアスタイル。ヘア・アイロンを開発した19世紀のパリの理髪師マルセル・グラトー(1852〜1936)にちなんでこの名がある。

マルセル・ウエーブ


【 マルタン・マルジェラ (Martin Mrgiela) 】

80年アントワープ王立芸術学院卒業後、ミラノで学び、84年よりパリのジャンポールゴルチェのアシスタントとして活動する。88年に独立し、89年春夏パリ・コレクションでデビュー。いわゆるシャビー・ルックの旗手として従来のモード界に新風を巻き起こし、以後グランジ・ファッションの元祖的デザイナーとして地位を確立した。ベルギー出身のアントワープ派デザイナーの中では、別格の存在とされている。


【 マルタンガル (martingale[仏]) 】

英語ではマーチンゲール。縫い付けられた部分的なベルトのことで、コートやジャケットなどに見られるバック・ベルト(背バンド)をいう。原意は馬の頭を押さえるのに用いる二股の革紐(かわひも)のこと。

マルタンガル


【 マルチ・ストライプ (multi stripe) 】

(1)多色使いの縦縞のこと。 (2)複数の要素をもった縦縞のこと。オルタネイト・ストライプ、ブロック・ストライプなどが含まれる。


【 マンセル表色系 (Munsell system) 】

アメリカの画家であるA.H.マンセルが、'05年に創案した色票で配列される表色系。その後、アメリカ光学協会で修正が加えられ、現在は「修正マンセル表色系」といい、日本工業規格(JIS・Z・8721)にも採用され広く産業界で活用されている。
この体系は、物体色の標準色票によってあらわされ、色相・明度・彩度の色の三属性が、それぞれ視覚的に等歩度となるように構成されている。色は色相(Hue)、明度(Value)、彩度(Chroma)のそれぞれ頭文字をとって、Hv/cの関係(マンセル記号)であらわされる。
基本10色相は、赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫で、最大100色の色相分割となる。色相環上では、相対する関係が物理補色となっている。


【 マンダリン・カラー (mandarin collar) 】

マンダリンは「中国、清朝の高級官史」のことで、チャイニーズ・カラーと同じ。


【 マンダリン・スリーブ (mandarin sleeve) 】

マンダリン(中国、清朝時代の高級史)の官服から取り入れた袖で、肘(ひじ)から袖口にかけて広くゆるやかになっているもの。


【 マントー (manteau) 】

日本でいういわゆるマント。袖なしの外套のことで、クロークともよばれ、ケープに比べると丈が長く、全体にゆったりとした感じがあるのが特徴。またフード付きのケープをこのようにいう場合もある。