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【 カイゼル髭 (カイゼルひげ) 】

カイゼル[kaiser]はドイツ皇帝の称号で、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世(1859〜1941)に見る、端がピンとはね上がった口髭の総称とされる。軍人などによく見られる形で、特に大正時代に流行した。


【 懐中時計 (かいちゅうどけい) 】

上着やベストなどのポケット、または着物の懐(ふところ)などに入れて持ち歩く小型の時計。英語でフォブ・ウォッチ、または単にフォブともいい、長い鎖がついているのが特徴とされる。これに対して、手首に巻く腕時計はリストウォッチとよばれる。


【 カウチ・ポテト (couch potato) 】

時代の最先端をいくニューヨークの若者に見られるライフスタイルで、'87年頃から注目された。もともと社交的な彼らが、外(街)に新しさを求めることよりも、自分の家でくつろぐことに充実感を見い出したもので、寝椅子(カウチ)に横たわりながらポテトチップスを食べ、ビデオを楽しむというシーンに象徴されるところからこの名がつけられた。このような若者たちは「カウチポテト族」とよばれるが、日頃から出不精で休日に家で何もせずゴロゴロしている「こたつみかん族」とは本質的な違いがある。


【 カウチン・セーター (Cowichan sweater) 】

カナダのバンクーバー島に住むカウチン・インディアンによって編まれる防寒用の丈夫なセーター。未脱脂羊毛(みだっしようもう)を使っているオイルド・セーターの一種で、そのために防水性、撥水性にすぐれ、ヘビーデューティな魅力に富むセーターとして人気を集めている。鳥や鹿、また木の葉などカウチン族特有の柄をあしらい、小さなショール・カラー状の衿が付くのが特徴。プルオーバー型とジッパー・フロント型の2型がある。


【 カウンター (counter) 】

靴のかかと部分で、素材と裏材の間に入れて靴の形を保ち、脚を安定させる目的で用いられる半月状の芯。「月型(つきがた)」ともよばれる。


【 カーキ (khaki) 】

濃いオリーブ色。サンスクリット語で「土ぼこり」を意味し、大地とのカムフラージュ・カラー(保護色)として、陸軍の戦闘服などに多く使われる色。


【 鉤ホック (hook and eye) 】

衣服の明きをひっかけて留める金具、正しくは、フック・アンド・アイという。フック(鉤)は上前に、アイ(輪)は下前に付ける。
材質はステンレス製で、銀、黒、玉虫などがあり、大きさは、大、中、小がある。


【 カクテル・コート (cocktail coat) 】

50〜'60年代に流行したコートで、もともとはオープン・カーに乗る時のためにつくられた自動車用のコートをいう。現在ではそうしたものを含めて、多用途に着ることのできるフィンガー・チップ・レングス(指先丈)までのスポーティなコートを総称している。丈夫なコットン地でつくられるものが多いが、革やウールのものなどもあり、これといった特定のデザインはない。


【 カクテル・ドレス (cocktail dress) 】

カクテル・パーティーに着るドレスの意だが現在ではディナー・ドレスと同じように夕方から夜間の準礼装として用いることのできる華やかな感じのフォーマル・ドレスをいう。本来カクテルは夕食前の飲み物であるため、このドレスは午後のアフタヌーン・ドレスと、夜のイブニング・ドレスの中間にあたるものとして着られたが、現在は昼間に着る例も増えている。イブニング・ドレスを簡略化したもので、もっとも流行感覚を取り入れやすく、デザインもバラエティに富む。


【 カクテル・バック (cocktail bag) 】

カクテル・パーティーなどのフォーマル時に用いるバックで、装飾品のひとつとして用いられる要素が高い。小型で手に提げる型のものと抱える型のものとがあり、絹地や革素材に、ビーズやジュエリー、刺繍などを施した、豪華で、優雅なデザインのものが多い。


【 角帽 (kakubou) 】

イギリスやアメリカの大学で儀式のときにかぶる角型の帽子。正方形で水平なボート状のものが、頭頂部に付くのが特徴で、その中心から房が垂れ下がったデザインとなっている。英語ではモーターボード・キャップ(左官がモルタルを受ける四角い板をモーターボードといい、それに似ていることから)とかカレッジ・キャップ(四角い木皿の意から)などという。日本では1886年に帝国大学の制帽とされたが、現在では特に早稲田大学の学帽として有名。


【 カーゴ・ショーツ (cargo shorts) 】

カーゴは「貨物」のことで貨物船の乗組員が着用するワーク・パンツのショーツ版をいうが、現在では、スラッシャー・ファッション特有のルーズなショート・パンツの一種を指してよばれる。ウエストをひも通しにし、大きめのポケットが付けられているのが特徴。


【 カーゴ・ジャケット (cargo jacket) 】

カーゴは「貨物」のことで、貨物船の乗組員が着ていたワーク・ジャケットをいう。両胸と両脇にパッチ&フラップ・ポケットをつけたシャツ・ジャケット型のデザインが特徴。


【 カーゴ・パンツ (cargo pants) 】

カーゴは「貨物」のことで、貨物船の乗組員がはいているような丈夫な作業用パンツをいう。脚部の両脇に大型のアコーディオン・ポケットが貼り付けられているのが特徴で、これを俗にカーゴ・ポケットとよんでいる。これに似たもので、カーゴ・ポケットや左脚にハンマー・ループ(かなづちを吊るす環)を付けたパンツをペインター・パンツ(ペンキ屋のパンツの意)という。


【 カサブランカ (casablanca) 】

丸形のクラウンと、端が下へ向いた大きなブリムを特徴とする夏向きの婦人帽子。ストローなどの素材で作られ、民族的な雰囲気が感じられるもの。北アフリカ。モロッコの港町カサブランカの名にちなんで付けられた名称。

カサブランカ


【 カシミア (cashmere) 】

カシミア三羊の毛をいう。毛質は細く、柔軟で独特のぬめりがあり、保質性に富む。主産地は中国、中央アジア、中近東など。織物、ニット共に最高級品として扱われている。


【 カシュクール (cache-coeur[仏]) 】

本来はフランス語で、「胸(クール)が隠れる(カシュ)ほどの小さくて短いもの」という意味で、女性用の小さなベストやショーツのような形の上衣をいうが、現在では日本のキモノのような打ち合わせを特徴にした上衣類、また、そのようにして前や後ろで結んだ形をいうようになっている。英語のクロスオーバー・フロント(交差した前面)と同義。


【 カジュアル・インナー (casual inner) 】

カジュアル感があり、アウターウェア(外着)としても気楽に着こなせる女性のインナー・ウェア(下着)を総称する。昔風のシルクのスリップやレースいっぱいのキャミソールなどのきわめて女性的なランジェリー類に対して現代的なものをこうよんでいるもので、特にタンクトップがその代表的なアイテムとされる。


【 カジュアル・ドレス (casual dress) 】

インブニング・ドレスやカクテル・ドレスなどフォーマル・ドレス以外の日常的なドレスの総称。


【 カジュアルアップ (casual-up) 】

カジュアルな衣服やそのコーディネートに、ドレッシーな要素や高級感を加え、グレードを高めていくことをいう。カジュアル感のあるフォーマル・ドレスや、エレガントなスポーティ・ファッションなどが総称される。


【 カスケット (casquette[仏]) 】

前びさしだけが付いた帽子の総称。前びさしは固くしっかりとした、クラウン部は平たく、比較的柔らかい布や革などでできたもので、ハンティング・キャップやモッズ・キャップなどが代表的。


【 カスケーディング・カラー (cascading collar) 】

カスケードとは「滝」という意味で、衿もとから胸にかけてドレープを入れて、滝のような感じにしたもの。


【 カスケード (cascade) 】

「小さな滝」の意で、衿やスカートなどに付けられる、滝のようにひらひらと流れる飾り布のこと。


【 カスケード・ストライプ (cascade stripe) 】

カスケードとは「小さな滝、階段状の別れ滝」という意味。中央に太い縞があり、その両側、あるいは片側だけにだんだんと細くなる縞が順に並んでいるもの。前者を両滝縞(りょうたきじま)、後者を片滝縞(かたたきじま)、両者を合わせて滝縞(たきじま)、またはシェイデッド・ストライプともいう。


【 絣 (かすり) 】

糸を部分的に防染(ぼうせん)して染色し、それをたて・よこに使って織り、防染部分で模様をつくる織物、またはその模様をいう。絣は柄により、十字絣(じゅうじがすり)、井桁絣(いげたがすり)、亀甲絣(きっこうがすり)などがあり、産地により久留米絣(くるめがすり)、伊予絣(いよがすり)、備後絣(びんごがすり)などがある。また製法にも締切絣(しめきりがすり)、織締絣(おりじめがすり)、板締絣(いたじめがすり)、摺込絣(すりこみがすり)、経糸捺染(たていとなせん)などがある。


【 カチューシャ (katyusha) 】

ヘア・バンドの一種で、両耳の後ろで留まるようになったもの。ワイヤーやプラスチックなど柔軟性のある素材が使われ、造花を飾るなど、デザインは多彩。ロシアの文豪トルストロイの名作「復活」の女主人公の名前にちなんで、この名が付けられたもの。


【 カッター・シューズ (cutter shoes) 】

靴底が2〜3cmくらいの低いヒールが付いてたパンプス型の婦人靴で、通勤、通学用やカジュアル・シューズとして、広く履かれる。語源はボートの一種「カッター」に形が似ていることからという説がある。


【 カッタウエイ・フロント (cutaway front) 】

フロント・カットの方法のひとつで、前裾を大きく切り落とした(カッタウエイ)スタイルをいう。モーニング・コートの前裾が代表的で、アメリカでモーニング・コートをカッタウエイと俗称することが多いのは、それがもともとフロック・コートの前裾を斜めに大きくカットウエイしたことに由来している。

カッタウエイ・フロント


【 カッターシャツ (かったーしゃつ) 】

ドレス・シャツの日本的呼称のひとつ。同じ意味をもつワイシャツが関東を中心に広く使われているのに対し、これは主として関西地方で多く用いられている用語。カッター(ボートの一種)競技のユニフォームにちなむという説があるが、実際は日露戦争に勝ったことを記念して名付けられた日本のメーカーの商品名からきたもの。なおワイシャツはホワイト・シャツ(白いシャツ)のホワイトが訛って「ワイ」となったもの。


【 カッティング (cutting) 】

原石を宝石として成形加工する作業で、磨き(ポリシング)、粗削り、仕上げ削り(ラッピング)などの工程を総称する。


【 カット・アンド・ソーン (cut&sewn) 】

ニット生地を裁断して縫製した製品のこと。織物の場合には使われず、ニットだけのことばである。ニットには1着ずつ編み立てる成形編があり、これとの区別のために用いられる。カット・ソーン、カットソーともいわれる。


【 カット・オフ・ジーンズ (cut off jeans) 】

ジーンズの膝上あたりで、切りっぱなしにして、ショート・パンツにしたもの。'70年代に初めに流行した。切り離した裾をきれいに揃えるのでなく、そのまま糸を垂れ下がらせたもの。


【 カット・ワーク (cutwork) 】

布地に図案を描き、その上をステッチでかがって内側の地布を切り抜いてレースのような透かし模様をつくる切り抜き刺繍のこと。


【 カットアウト (cutout) 】

「切り抜く、くり抜く」の意で、衣服や靴などの一部を切り抜いて、アクセント的なデザインとしたものを指す。丸形や幾何形など、さまざまな形に切り抜かれる。ピーカーブともいう。


【 割烹着 (かっぽうぎ) 】

炊事をする時になどに汚れを防ぐために衣服の上から着る婦人の家庭着。膝上丈で、前身頃と袖をおおう、後ろ明きの上っ張りで、筒袖の袖口はゴムで締め、衿ぐりに綿レースなどを施したものも多い。素材は白のブロードが代表的であるが、最近はファッショナブルな色柄物も多く出まわっている。


【 カーディガン (cardigan) 】

セーターのうちでプルオーバーの「かぶり式」に対し、「前明き式」となったものの総称。多くは衿なしでボタン留めとなっているが、ショール・カラーのような衿を付けたり、ジップ・フロントとしたものも見られる。クリミア戦争(1853〜1856)で活躍したイギリスのカーディガン伯爵(1797〜1868)がけがをした時に考案した上着に由来して、この名称がある。


【 カーディガン・スーツ (cardigan suit) 】

衿なしのカーディガン・ジャケットと、共地のスカートまたはパンツの組合せのスーツ。シャネル・スーツに代表されるように婦人服の基本的なアイデアとなっているが、学生のユニフォームやメンズ・スーツにも多く見られる。


【 カーディガン・ネックライン (cardigan neckline) 】

カーディガンの前打ち合わせのようになだらかなV字形、またはラウンド形になったネックライン。

カーディガン・ネックライン


【 カーディット (cardet) 】

「カーディガンとジャケットの特色を備えた新感覚のニット・ジャケット」という意味で(株)ワールドが名付けた。手軽にはおるカーディガンの特色と、きちんとした着こなしができるジャケットの特色を併せもち、遊びにもビジネスにも通用する応用範囲の広さが注目されている。


【 鹿の子編 (かのこあみ) 】

平編の変化組織による編地。編地の表面に隆起や透かし目をつくり、鹿の子絞りのような網目柄をあらわしたもの。平編にタック編を併用してつくるが、その併用のしかたによって、1.並鹿の子、2.浮き鹿の子、3.表鹿の子、4.総鹿の子、5.たて縞鹿の子、などの種類ができる。ポロ・シャツなどに主として使われる。


【 カバナ・セット (cabana set) 】

カバナとは、スペイン語で「海辺の小屋」を意味するカバーニャ[cabana]に由来することばで、こうした海辺のリゾートに着用されるシャツと海水パンツのひと揃いのことをいう。一般に、色鮮やかで派手なイメージのプリント柄が多い。


【 カバヤ (kabaya) 】

インドネシアなど東南アジア諸国の男女が用いる民族衣装のひとつ。本来は白のコットン製の軽い上着で、女性はレースや刺繍をあしらったものが多く、サロンとよぶ腰巻状の衣装などと共に着用する。主に筒袖で、衿はなく、前明きはピンで留めて着る場合もある。なおマレー地方でサロンと共に用いるゆったりとした上着は、特にバジュとよばれる。


【 カバリエ (cavalier) 】

カバリエとはフランス語で「騎士」の意。この騎士たちが17〜18世紀に着用したフリルやレース、ピンタック、パフ・スリーブなどを用いた装飾的なブラウスのこと、またそれをヒントにしたブラウスを指す。


【 カフ・リンクス (cuff links) 】

「袖口に飾る環状のもの、袖口を連結するもの」の意で、ドレス・シャツの袖口にあしらう飾りボタンの総称。金属や宝石類でつくられた円盤状のボタンに金属製の留め具を付けたもの、チェーンやゴムでつないだものなどがある。カフスボタンとほぼ同義だが、カフスボタンは袖口ボタンの総称で、つくり付けとなったボタンも含まれるため、それと区別する意味で、飾りボタンはカフ・リンクスとよばれている。


【 カーブド・プリーツ (curved pleat) 】

曲線を描いたプリーツの意。アコーディオン・プリーツなどの上部の細いプリーツが途中で2本に分かれ、美しいカーブをつくり出すもの。腰の部分をぴったりとさせたプリーツ・スカートに多く用いられる。


【 カブリオレ (cabriolet) 】

ルイ16世(在位1774〜1792)の時代に流行した折りたたみ式の大きなフードのような婦人帽。カブリオレとは、もともと幌付きの一頭立て二輪馬車のことで、そうした馬車の幌を思わせるところからこの名が生まれた。ロココ時代特有の、高く結った髪の形がくずれないように、帽子そのものが高くなって、幌の蛇腹のように折りたためるようになっているのが大きな特徴。タフタなどの薄い布地をシャーリングしたものが使われた。英語でカラッシュともいう。


【 カプチン (capuchin) 】

中世のカプチン会(カトリック修道会のひとつ)の修道僧が着用したコート。先の尖ったフードが付いているのが特徴で、単にこのフードだけをいう場合もある。全体にゆったりとした丈の長いコートである。


【 カプリーヌ (capeline[仏]) 】

キャプリーヌともいい、英語ではキャプリンという。柔らかく波をうったブリムの広い帽子の総称で、クラウンは丸いものや平らなものがある。

カプリーヌ


【 カーペンター・ジャケット (carpenter jacket) 】

カーペンターは「大工」の意で、大工が着るようなジャケットをいう。道具をいれるためにたくさんのポケットをつけた丈夫なジャケットで、ワーク・ルックのアイテムの一つとされる。


【 カボション・カット (cabochon cut) 】

主に半透明、不透明の石に施されるカットで、量感のある山形のシルエット、表面の光沢感に特徴がある。

カボション・カット


【 カマー・ベスト (cummer vest) 】

フォーマル・ウエア、特にタキシードに用いるベストのひとつで、カマーバンドの代用品として使う、衿ぐりが大きくU字形にくれたボタン・フロントのドレス・ベスト。もともとカマーバンドを真似てベスト形としたところからこの名がある。


【 カミサ (camisa) 】

カミサはスペイン語で「シャツ、ブラウスおよびシュミーズ」のこと。特に中南米やフィリピンの男女に用いられる民族衣装の上衣をいうことが多く、生成りのコットン地に手刺繍を施したものや、バナナやパイナップルの繊維でつくったものなどが見られる。また、スペイン調のゆったりとした大きな袖付きのブラウスを指すこともある。


【 カメオ (cameo) 】

レリーフ(浮き彫り)でさまざまな図柄を浮かび上がらせた宝飾品。一般にオニキスのように、2色以上の色の層をもつ材質が使用され、上層部と下層部に色の違いができるように彫刻する。天然宝石を使用した場合はストーン・カメオ、貝を使用した場合はシェル・カメオ、珊瑚(さんご)を使用した場合はコーラル・カメオと称する。


【 カメラマン・バッグ (cameraman bag) 】

カメラマンが使用するバッグ。カメラに傷が付かないように内側にスポンジや布を貼ったり、フィルムや部品を入れるためのポケットを多用した、機能的な大型のショルダー・バッグ。中型で革製の、古いスタイルのものをいうこともある。


【 カメリア (camellia) 】

明るい紫みの赤。カメリアはツバキのことで、その花の色にたとえられる名称。


【 カモフラージュ・ルック (camoflage look) 】

迷彩ルックともいう。主に陸軍の戦闘服に見られるもので、大地や木々などとの保護色(カモフラージュ・カラー)や迷彩柄(緑と茶色を使った独特のプリント)を用い、敵の目をくらませるために背景と識別しにくくした服装のこと、あるいはこれをヒントにしたものの総称。


【 カラー (color) 】

ダイヤモンドの価値を決定づける4C(よんシー)のひとつで、色調のこと。基準となる石(マスター・ストーン)と比較し、DからZまでの等級がつけられている。Dはまったくの無色でもっとも評価が高く、序々に色みが加わるにつれ評価が下がる。


【 カラー・アソートメント (color assortment) 】

「色の取り揃え」のこと。すなわち、商品構成や品揃えの際に、商品郡や品番ごとに数種のカラー・バリエーションを取り揃え、顧客のニーズに対応するもの。ブランド・カラーや、店のコンセプトに基づいて行われる。


【 カラー・コーディネート (color coodinate) 】

調和を考えて色を組み合わせ、統一感や美しさを引き出すように調整すること。ファッションの世界ではよく使われる用語である。


【 カラー・チップ (collar tip) 】

「シャツの衿先」の意味で、衿先に飾る三角形の金属製のアクセサリーをいう。もとはウエスタン・シャツの衿先飾りとして用いられたもので、石をはめ込んだり、彫金のような細工を施したものが多い。


【 カラー・ピン (collar pin) 】

ピンホール・カラーのドレス・シャツの衿に用いる飾りピンで、衿穴に通してあしらう。安全ピン式のカラー・クリップと、端の一方をネジ式にして取りつける棒状のカラー・バーがある。


【 カラット (carat/karat) 】

キャラットともいう。宝石の質量をあらわす単位で1カラットは0.2g(200mg)にあたる。通常〔ct〕の略号を後ろに付けて記される。また、金の純度をあらわす単位でもあり、純金をK24(24カラット)として他の金属を混ぜ合わせた合金をK18、K15のように〔K〕の略号で記す。


【 カラード・コットン (colored cotton) 】

1982年にエコロジストで昆虫学者のサリー・フォックス女史が、綿花の無農薬栽培の研究中に虫害に強い綿を開発していて発見した色つきの綿。現在の綿花は、もともとは茶色だった野生種の綿花を人口改良で白くしており、いわば原種帰りのコットンといえる。茶の変種からグリーンの綿花の栽培に成功し、カリフォルニア州などで、ベージュ・ペパーミント・グリーンの綿花が商業的に栽培されている。わが国では山田紡績株式会社が最初に研究者のフォックス女史と契約、輸入した。現在、ポロシャツ、ドレスシャツ、カーディガン、下着、パジャマ、タオル、靴などが商品化されている。


【 カラーレス・ジャケット (collarless jacket) 】

衿のない(カラーレス)ジャケットの総称。カーディガン・ジャケットやチロリアン・ジャケットなどが含まれる。ビートルズが、その初期('60年代中頃)にステージ衣装として着用したことでも知られている。


【 カーリー・ヘア (curly hair) 】

カール(頭髪を縮れさせる)から生まれたことばで、全体に巻き毛状になったヘアスタイルの総称として用いられる。アフロ・ヘアもそのひとつで、ほかにパンチ・パーマやキンキー・ヘアなどもここに含まれる。


【 カリナン・ダイヤモンド (Cullinan diamond) 】

05年、南アフリカ共和国のプレミア鉱山で発見された3106ct(621.2g)のダイヤモンド。今まで発見されたダイヤモンドの中で最大のもので、プレミア鉱山創立者トマス・カリナンの名にちなんで命名された。その後9個の大きな石と96個の小さな石に分けられ、現在9個の石は英国王室財宝、王室の個人所有となっている。


【 仮り縫い (かりぬい) 】

衣服を仕立てる段階において、本縫いにはいる前に、体形にあわせたり、シルエットやデザインの状態を確認するため、しつけ糸でできあがりと同じように布を仮に縫い合わせること。またはそのように仕上げたものを試着し補正することをいう。


【 カリフォルニア・パンツ (california pants) 】

股上極端に深く、ルーズなシルエットを特徴としたパンツ。50年代、カリフォルニアの華やかなりし頃に流行したことからこう呼ばれるもので、ルーズなパンツが流行している現在、再び登場するようになっている。別にフィフティーズ・パパス・パンツとかハリウッド・モデル・パンツの名称もある。


【 カリプソ・パンツ (calypso pants) 】

カプリソは、’50年代に流行したラテン音楽で、そのリズムに合わせて踊りやすいようにつくられた膝下丈のスリムなパンツのこと。サブリナ・パンツにも似た細身のシルエットだが、丈が短いのが特徴。トロピカル・プリントやカラフルなストライプ柄などが使われることが多い。


【 カール・ラガーフェルド (Karl Lagerfeld) 】

〔1938〜.ドイツ;ハンブルグ〕ドイツの裕福な家庭に生まれ、デザインガを描くことが好きだった彼は、14歳の時に両親を説得して勉強のためにパリに渡り、16歳でIWS主催デザインコンクールのコート部門で優勝する。その後〈ピエール・バルマン〉〈ジャン・パトゥ〉を経て、'63年に独立。フリーランスとして活動を開始し、〈クロエ〉〈フェンディ〉〈シャルル・ジョルダン〉などと契約、プレタ・ポルテ界の寵児として注目を集めた。'83年に〈シャネル〉のデザイナーに就任。オート・クチュール、プレタ・ポルテの両部門を手がけ、'86年にはデ・ドール賞を受賞など成功をおさめ、メゾンと共に自身の名声を高めていった。'84年〈カール・ラガーフェルド〉ブランドをスタート。〈シャネル〉とは異なった趣で、洗練された大人のセンスをもったラインを打ち出している。'92年には、一時離れていた〈クロエ〉のデザイナーに返り咲き、〈フェンディ〉〈シャネル〉と自身のメゾンを含4つのメゾンのデザイナーを兼任。その才能を遺憾なく発揮している。


【 カルゼ (kersey) 】

たて糸に霜降りの双糸、または杢糸(もくいと)、よこ糸には単糸を使用した綾織物。(1)紡糸のカルゼは、たて・よこに紡毛糸を使い、2/2の綾織で密に織り、十分に縮充(しゅくじゅう)したのち、起毛して短くせん毛する。布面は毛羽(けば)でかくれていて、光沢がある。(2)綿のカルゼは、たてに42番手双糸くらいの杢糸、よこに20番手くらいの染糸を使って2/2の綾に織った、霜降り効果のある織物。日本ではカルゼという場合、綿の小倉(こくら)を指すこともある。カルゼという名称は、イギリスのサッフォード州の毛織物産地カージー(kersey)に由来するといわれる。


【 カルソン・パンツ (caleon pants) 】

カルソンは「男性の下着のパンツやズボン下」を意味するフランス語。転じて、女性のはくタイツ状の細いパンツをよぶ。最近ではスパッツも含めて、この名前でよばれている。


【 カルバン・クライン (Calvin Klein) 】

〔1943〜.アメリカ;ニューヨーク〕ファッション工科大学卒業。コートとスーツのメーカーを経て、'68年友人と共にカルバン・クライン社を設立。アメリカン・トラディショナルをベースにしたシンプルで上質なカジュアル・ウエアで幅広い支持を得ている。3年間連続のコティ賞受賞や「ファッションの殿堂」入りなどで、米国を代表するデザイナーとしての地位を確立。'93年には米国ファッションデザイナー協会のメンズとレディス部門の年間最優秀デザイナー賞を二冠同時受賞している。


【 カロ (calot) 】

軍隊用語で「略帽」をいう俗称。また、ケピとよばれる帽子の、クラウンの部分も意味する。ごく簡単なつくりの帽子で、ちょうどオーバーシーズ・キャップとよばれるアメリカ軍のGIキャップ(兵隊帽)に似た角型の形を特徴としている。またはそれに似た頭にぴったりとした帽子。


【 革ジャン (かわじゃん) 】

皮革製のジャンパーの日本的な俗語で、革でつくられたジャンパーの総称。飛行服から派生したフライト・ジャケット型とオートバイ用のライダース・ジャケット型に大別することができる。


【 カンカン・ドレス (cancan dress) 】

カンカンとは、19世紀後半に、パリのキャバレー、ムーランルージュから流行したダンスであるフレンチ・カンカンのこと。そのショー・ダンサーが着用したドレスのような、上部は胴にぴったりと沿い、衿や裾、スカートに、沢山のフリルをあしらったデザインをいう。一般に、スカート丈は長く、内側に何枚ものペチコートを重ねてはかれる。


【 カンカン・ペチコート (cancan petticoat) 】

フレンチ・カンカンの踊り子の衣裳に似せてつくられたペチコート。細かいフリルを何度も付けたり、レースやリボンで飾り立てたもの。スカートに美しいふくらみを出し、また、足を動かした時に裾からフリルがのぞく効果をねらったものでもある。カンカン・ペチとも略称される。

カンカン・ペチコート


【 カンカン帽 (かんかんぼう) 】

英語ではボーターという。てっぺんを平らにした円筒形の低めのクラウンと、水平なブリムを特徴とした夏向きの麦わら帽子で、ストロー・ボーダー、ストロー・ハットともいう。多くは黒のハット・バンド(リボン状の帯)が付き、夏の正式な紳士服として用いられた。カンカンの名称は、ブリムが固くつくられているところから、その状態を指して呼んだものとされる。なお、女性向きのこ型の帽子を、フランス語でキャノチエとよんでいる。


【 カンガルー・ポケット (kangaroo pocket) 】

エプロンやヨット・パーカー、またはオーバーオールなどの、胸からお腹の部分に付けられた大きめのパッチ・ポケット。カンガルーの腹袋を思わせるところからこの名が生まれた。


【 簪 (かんざし) 】

着物を着たときに髪に飾る装飾品で、「髪挿し(かみさし)」から転じたことばといわれる。竹や象牙(ぞうげ)、べっこう、金属などでつくり、華やかな飾りが棒の先に付けられることが多い。玉つき、平打ち、前ざし、花簪(はなかんざし)、などの種類がある。


【 貫頭衣 (かんとうい) 】

一枚の布を2つに折り、その折り目の中央に穴をあけ、そこから頭を貫いて(通して)衣服としたもの。エジプト時代から見られる原始的な衣服の形式である。ポンチョガラビアなどもこの一種。


【 カントン・バッグ (Canton bag) 】

カントンは中国の広東のことで、広東を原産地とする籠(かご)を総称する。麦わら、藺草(いぐさ)、棕櫚(しゅろ)などで編んだカラフルな色のものが多く見られ、花の刺繍や縁どりのあるものが多い。買物籠やレジャー・バッグのひとつとして用いられる。


【 カンフー・シューズ (kung fu shoes) 】

カンフー(功夫)は中国式憲法のことで、中国式の簡単なつくりの靴をいう。多くは黒の綿製の、ペタンとしたスリッポンで、中国ブームやカンフー映画のヒットから日本でもカジュアル履きや室内履きとして用いられるようになったもの。

カンフー・シューズ


【 ガウチョウ・パンツ (Gaucho pants) 】

ガウチョウは南アメリカのパンパス(草原地帯)に住むスペイン人と現地人の混血の牧童(カウボーイ)をいい、彼らの着用する七分丈のパンツをこうよんでいる。たっぷりとしていて、裾広がりのシルエットが特徴で、民族色あふれるパンツのひとつとして女性のファッションに取り入れられている。


【 ガーター (garter) 】

靴下留め。ガーター・ベルトともいう。腿までのストッキングをはく時に、たるんだり、よじれたりしないようにぴったりと安定させるもの。もとは男性にのみ用いられ、16世紀頃はリボン結びなどにした装飾性の強いものであったが、18世紀後半に女性にも用いられるようになり、その後、実用的、または下着的なものへと変化していった。伸縮性のあるゴム布や輪状のゴムを使って、脚に直接巻き付けるようにしたものや、腰につけたベルトに留め具を使って靴下を吊るす形にしたもの、ガードルに付いたものなどさまざまな種類がある。


【 がま口 (がまぐち) 】

口金付きの袋状の小銭入れ。開けた口ががま蛙の口に似ていることからの名称。


【 ガラビア (galabeya) 】

エジプトで男女両方に見られるワンピース形式の民族衣装。もとは砂漠の遊牧民であるベドウィン族が用いたもので、ゆったりとしたシルエットで、丸衿、長い筒袖、丈は床まで届く長さのスタイルを特徴としている。素材は木綿、麻などで、縞柄や刺繍を施したものもある。古代の中ニックに似たもので、中近東やアフリカ北部地方にはこうしたワンピース型のものが、特に多くみられる。


【 ガルボ・ハット (Garbo hat) 】

30年代の代表的な女優グレタ・ガルボが好んでかぶったカプリーヌ型の帽子。波打つような幅広いブリムに特徴があり、顔にかげりがつくように斜めにかぶられたもの。


【 ガン・クラブ・チェック (gun club check) 】

織柄の名称で、地色に2色使いの千鳥格子をいう。ガン・クラブ・チェックという名前はイギリスの狩猟同好会(ガン・クラブ)のメンバーが好んでこの柄を着ていたところから付けられた。和名では二重弁慶格子ともいう。


【 ガン・パッチ (gun patch) 】

肩から胸にかけて付けられた当て布。ハンティング・ジャケットなどによく用いられるもので、もともと銃床(じゅうしょう)を支える目的でつくられたデザインであることからこの名がある。ガン・フラップやショルダー・パッチともよばれる。


【 ガーンジー・セーター (guernsey sweater) 】

イギリスの特にヨークシャーなどイングランド東海岸を中心にして昔から着られているフィッシャーマンズ・セーターの一種。もとはセーターの発祥地とされるチャネル諸島のガーンジー島に生まれ、イギリス全土に広まっていったセーターで、胸の部分にだけ入れる独特の編柄と輪編(わあみ)という編み方、直線的なシルエットを特色にしている。もっとも古い形のセーターのひとつとされる。


【 ガーントレット (gauntlet) 】

ゴーントレットともいう。中世のヨーロッパで手を保護するために、武具のひとつとして用いた金属製または革製の手袋。グラブ型とミント型があったといわれ、17世紀頃からは手首から肘にかけて、広がりのあるカフスを付けた手袋をいうようになった。


【 ガーントレット (gauntlet) 】

ガーントレットともいう。中世のヨーロッパで手を保護するために、武器のひとつとして用いた金属製または革製の手袋。グラブ型とミトン型があったといわれ、17世紀頃から手首から肘にかけて、広がりのあるカフスを付けた手袋をいうようになった。