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 「 W 」

【 ウィグ (wig) 】

鬘(かつら)の総称。装飾用、または、はげ隠し用としてつくられた頭のかぶりもので、人の毛髪や人口毛髪などでつくられる。かつらは古代エジプトの時代から見られ、特に17〜18世紀には「かつらの時代」といわれたほど男女共に隆盛を見たが、現在では実用的なもののほか、コーディネートやイメージに変化をつける小物のひとつとなっている。部分飾りとしての付け毛や髢(かもじ)は「ヘアピース」とよばれ、ウィグとは区別されている。  


【 ウイズ (width) 】

「広さ、幅」の意で、レングス(丈)に対して、背幅や肩幅、足幅などの幅(はば)をいう。日本ではこれをワイズと俗称することが多い。


【 ウイング・カラー (wing collar) 】

@タキシードなどの礼服に用いるシャツの衿型で、衿先が小さく折り返った立ち衿の一種。「立ち折り衿」やモーニング・カラー(昔、モーニング・コートに使用されたことから)ともいう。A女性のブラウスなどに用いられることの多い、翼(ウイング)を広げたようなオープン・カラーの一種をいう。後ろ側が首に沿って立ち上がり、前は、首から少し離れて、外側に折り返っているものが多い。

ウイング・カラー


【 ウイング・ショルダー (wing shoulder) 】

肩先に、ちょうど翼(ウイング)のような張り出しが付いた肩線。アルプスの伝統的なローデン・コートに見られることからローデン・ショルダーともいい、ほかにウエルテッド・ショルダー(縁取りのある肩の意)やオーバー・ショルダー、フランジ・ショルダー(縁取り飾りを付けた肩の意)といった名称もある。フローティング・ショルダー、カミシモ・ショルダー、アルパイン・ショルダーとも同義。


【 ウイングド・カフス (winged cuffs) 】

折り返ったカフスの両端がとがっていて、鳥の翼(ウィング)のように外側に開いたカフスのこと。ポインテッド・カフスともいう。

ウイングド・カフス


【 ウイングド・スリーブ (wing sleeve) 】

ケープ・スリーブの一種で、肩からゆったりと流れるようなラインを描き、鳥の翼(ウイング)のように袖口で大きく広がった袖。天使の絵に見られるところから、エンジェル・スリーブともよばれる。


【 ウインタム (wintumn) 】

ウィンター(冬)とオータム(秋)からの造語で、秋冬向きの袖付きスリップをいう。スリップと深めの衿ぐりのアンダーシャツを組み合わせた感じのもので、袖は七部丈程度のものが多い。


【 ウインド・ブロウン・ボブ (wind blown bob) 】

ボブの一種で、風に吹かれた(ウインド・ブロウン)ように前や後ろに流れている髪型。

ウインド・ブロウン・ボブ


【 ウインドブレーカー (windbreaker) 】

「防風衣」の意で、もとはアメリカの商標名であった。野球やゴルフなどの選手たちが防風・防寒の目的で用いるジャンパー・タイプのジャケット。ナイロン地や防水加工されたコットン地などでつくられ、機能性第一にデザインされているのが特徴。衿や袖口はニットやゴム使いなどのものが多い。


【 ウェービー・ボブ (wavy bob) 】

ボブ・スタイルの一種で、'20年代のハリウッド映画に見られるような、波状の形を特徴とする。クラシックな髪型だが、これが新しい感覚として復活している。

ウェービー・ボブ


【 ウエスキット・ヘム (weskit hemline) 】

ウエストキットは婦人用ベストの米国の用語で、それに特徴的に見られる三角形にカットされたヘムラインのこと。ポインテッド・フロント(尖った前裾の意)ともいう。

ウエスキット・ヘム


【 ウエスタン・シャツ (western shirt) 】

アメリカ西部のカウボーイたちによって着られ発展してきたカジュアルなシャツ。もとは作業用としてつくられたもので、山形のショルダー・ヨーク、W形のポケット・フラップ、切り替えを特徴とするカフス、ドット・ボタン(金属の打ち付けボタン)などきわめて明確な個性をもっている。デニムやダンガリーなど厚手の生地でつくられることが多いが、祭用のものにはサテンなどが使われ、派手な刺繍を施すこともある。


【 ウエスタン・ジャケット (western jacket) 】

アメリカ西部のカウボーイたちが愛用するスエード製のカジュアルなジャケット、またはそれに似せたジャケット。ショルダー・ヨークや袖、裾などに長いフリンジ(房飾り)を付けているのが大きな特徴となっている。


【 ウエスタン・ハット (western hat) 】

テンガロン・ハット


【 ウエスタン・ブーツ (western boots) 】

カウボーイ・ブーツともいう。19世紀半ばからアメリカ西部のカウボーイたちの間で、独特の発展を遂げたロング・ブーツ。乗馬の際にあぶみから靴がはずれたり、すべったりしないように高く、急傾斜に付けられたカウボーイ・ヒール、細めのつま先、ハート形の履き口、ミュール・イア(らばんの耳)とよばれるプル・ストラップ、革全体に施されたレリーフ(浮き彫り)や装飾的なステッチなどに特徴がある。ブーツの代表的なデザインのひとつ。


【 ウエスタン・ベスト (western vest) 】

アメリカ西部の男性たちが着用していたチョッキの総称。スエードや太畝(ふとうね)コーデュロイ、またはデニムなどでつくられたものが多く、ショール・カラー(ヘチマ衿)付き、フリンジ(房飾り)付きなどとデザイン変化はさまざま。


【 ウエスタン・ベルト (western belt) 】

アメリカ西部のカウボーイたちに愛用されてきた、丈夫な革製の幅広型ベルトで、大型の飾りのバックルと金属の鋲(びょう)やステッチ刺繍などの細工を施してあるのが特徴。また、それに似たベルトのこと。


【 ウエスト・シーム (waist seam) 】

「ウエストラインの縫い目」の意で、特に上着のウエスト部分に水平に付けられた縫い目をいう場合が多い。モーニング・コートや燕尾服(えんびふく)に見られるものが代表的で、クラシックなディテール・デザインのひとつとされる。


【 ウエスト・ニッパー (waist nipper) 】

「ウエスト(腰)をはさむもの」の意で、ウエストを細く締め、部分的な補正機能をもつファンデーションのひとつ。'47年、クリスチャン・ディオールのニュー・ルックの登場で、ウエストを強く絞るスタイルが流行したことから使われはじめたとされる。いわば現代的なコルセット


【 ウエスト・バッグ (waist bag) 】

小型のバッグにベルトや紐が付き、ウエストにぴったりと巻き付けるバッグのこと。ウエスト・ポーチともいう。


【 ウエストバンド (waistband) 】

ズボンのウエスト部の共地の帯のこと。日本のテーラー用語ではウエスマンというが、これはウエストバンドが日本語になまったもの。なお、ウエストバンドの付かないズボンはコンティニュアス(途切れないの意)タイプとよばれる。


【 ウエッジ・ヒール (wedge heel) 】

ウエッジは「楔(くさび)」の意で、楔形のヒールをいう。かかと部分が高く、つま先に向かって低くなったヒールで、ウエッジ・ソール、舟底(ふなぞこ)ヒールともいう。


【 ウエット・スーツ (wet suit) 】

スキューバ・ダイビングなどに見られる潜水服の一種で、裏にウレタン素材をはったゴム製のボディスーツのこと。潜水服にはドライ・スーツとウエット・スーツの2種があり、前者は耐水性のゴム製で、下着を身につけて着る。保温性はあるが、少々動きにくい。ウエット・スーツは身体に密着したもので、服の内部に水がしみ込み、体温で水分が温められる状態になっており、動作も自由である。


【 ウエリントン・ブーツ (Wellington boots) 】

膝丈の革製乗馬用ブーツ。主に英国の軍靴として用いられたもので、その名称はワーテルローの戦い(1815年)でナポレオン1世を破った英国のアーサー・ウエルズリー将軍(ウエリントン公)(Arthur Wellesley)(1769〜1852)にちなんだもの。


【 ウォッチ・コート (watch coat) 】

ピー・コートの別称。ウォッチは「見守る、見張りをする、監視する」という意味で、水兵が艦橋(かんきょう)での見張り勤務時に着用していたところから、この名称が生まれた。また別にブリッジ・コートとも呼ぶことがあるが、これは「ブリッジ(艦橋)」からきている。いずれもピー・コートが海軍の制服であったことを示す名称。


【 ウォレット (wallet) 】

紙幣を入れる折りたたみ式の「札入れ、紙入れ」のこと。


【 ウーブン・ストライプ (woven stripe) 】

織縞(おりじま)のこと。同色の糸を使って、縞の部分と地の部分を異なった組織で織り、組織によって縞をあらわしたもの。セルフ・ストライプともいう。たとえば、シャツやブラウス地のサテン・ボイルは、地が平織のボイルで、縞が朱子織である。


【 ウルフ・カット (wolf cut) 】

レイヤード・カット(段をつけて切った髪形)の一種で、狼のたてがみのようにワイルドで、衿足を非常に長くした髪型。狼ヘア、狼カットともよばれる。’70年代に若い男女の間で流行し、サーファー・カットの原型ともされている。

ウルフ・カット


【 WRシャツ (WR shirt) 】

WRはリンクル・レジスタント[Wrinkle Resistant]の略。形態安定加工のシャツ(いわゆるノー・アイロン・シャツ)のアメリカでのよび方。防しわ性、防縮性、洗濯性にすぐれ、半永久的に形を保つという特性がある。WF(リンクル・フリー[Wrikle Free])シャツ、NW(ノー・リンクル[No Wrikle])シャツともよばれる。


【 ホイットニー (whitney) 】

毛織物の表面を起毛して長い毛羽(けば)を出し、その毛羽を波形に仕上げすること。またはその仕上げによる柔らかい、紡毛の厚手のオーバーコート用織物をいう。名称はこの仕上げ法を発明した人名からきている。


【 ホワイト・バックス (white bucks) 】

ホワイト・バックスキン・シューズの略。白のバックスキン(鹿革)でつくられ、白チョークで仕上げしたオックスフォード(紐結び式短靴)型の靴。またはそれに似せてつくったカーフのヌバックの靴。昔はテニス・シューズとして履かれたといわれるもので、アイビー・リーガーたちのエリート・シンボルともなった。靴底は赤土色のラバー・ソールが多い。


【 水蛇 (water snake) 】

ヤスリミズヘビ科とヘビ科のミズヘビ亜科の2グループがある。アジア南部からオーストラリア北部の淡水に分布し、うちヤスリヘビは1.8mほどに成長し、皮膚は薄いが丈夫で、さまざまな革製品に利用されている。

水蛇


【 ラップ・コート (wrap coat) 】

ラップは「包む、くるむ、巻く」という意味で、ボタンを使わないで、共布のベルトで巻いて着用する「巻き付け式コート」をいう。多くはダブル・ブレスト型となっており、タイロッケンなどが代表的とされる。


【 ラップ・スカート (wrap skirt) 】

ラップアラウンド・スカート


【 ラップ・ブラウス (wrap blouse) 】

ラップは「包む、巻く、くるむ」という意味で、ボタンなどの留め具を使わないで、身体に巻き付けて着るブラウスをいう。サッシュ・ブラウスやサープリス・ブラウスが代表的。


【 ラップアラウンド・スカート (wraparound skirt) 】

ラップアラウンドは「まわりを覆う、周囲を包む」といった意味で、1枚の布を腰に巻き付け、ボタンやクリップなどで留めて用いるスカート、つまり巻きスカートのこと。単にラップ・スカートやラップド・スカートともいう。


【 リストバンド (wristband) 】

手首に付ける形式の帯や紐状の飾りのこと。ブレスレットの一種であるが、別にシャツなどの袖口の意味もある。また、リストレットというブレスレットに同義となる。


【 レスラー・パンツ (wrestler pants) 】

レスラーがはくようなパンツということで、脚にピッタリとフィットするパンツ。ストレッチ・ジャージーなどでつくられた、ふくらはぎの真ん中くらいの丈が特徴。


【 レック・ファッション (wreck fashion) 】

レックは「破滅、破壊する」という意味で、わざと破損させたデザインを特徴とするファッション表現をいう。例えば、わざと裏返し(インサイド・アウト)にしたり、袖口や裾をほつれさせる、背中を切り裂いて中を見せるといったスタイルのこと。


【 ワイド・スプレッド・カラー (wide spread collar) 】

スプレッドは「広さ、幅」の意で、衿の開きが特に広く(ワイド)なったシャツの衿型。紳士ではおよそ100〜140度の開き角度をもつものをいい、伝統的にフランス風のスタイルとされる。このことからコンチネンタル(欧州大陸の)・カラーの別称もあり、さらにベスト・ドレッサーとして知られる英国のウインザー公(1894〜1972)によって愛用されたことから、ウインザー・スプレッド・カラーや単にウインザー・カラーともよばれる。

ワイド・スプレッド・カラー


【 ワイド・スリム・パンツ (wide slim pants) 】

腰から腿の部分はワイド(広い)で、裾口へかけて急にスリム(細い)になるシルエットを特徴とするパンツ。もとはそうした形のワイド・スリム・ジーンズからきたもので、ペッグトップ・パンツの一種。このようなパンツを日本の若者の俗語で、スカマン(横須賀マンボの略)やボンタンスリムなどとよばれることがある。

ワイド・スリム・パンツ


【 ワイド・パンツ (wide pants) 】

幅の広いパンツの総称。極端に太いものをスーパー・ワイド・パンツ、また、俗にデカパン(デカいパンツの意)、ダボパン(ダボっとしたパンツの意)などともよぶこともある。


【 ワイヤー・フォームド・スカート (wire formed skirt) 】

ワイヤー(針金)を裾に入れたり、全体に使うなどして丸くふくらませたスカートをいう。ワイヤー入りスカートのこと。


【 ワイルド・ジャケット (wild jacket) 】

ワイルド(野性的)なイメージを強調したジャケット。モーター・サイクル・ジャケットをベースにした女性用のブルゾンで、レザーやスエードに金や銀の色、爬虫類柄などの加工を施したものが多い。「ストロング・ウーマン」というテーマでニューヨークを中心に人気を博した。


【 ワーク・シャツ (work shirt) 】

作業用のシャツの総称。機能的なディティール・デザインと実用性を第一として作られており、生地もデニムチノなど丈夫なものが多く使われる。代表的なものには、ウエスタン・シャツや綿ネルシャツ、ダンガリー・シャツなどがある。


【 ワーク・パンツ (work pants) 】

作業用のズボンの総称。ポケットの多用や丈夫な素材使いなどの機能と実用に徹し、ヘビーデューティ・ウエアのアイテムにもなっている。ジーンズを代表例として、カーゴ・パンツやカーペンター・パンツ、ペインター・パンツ、クライミング・パンツから軍隊で着用されるアーミー・パンツなどが含まれる。


【 ワーク・ブーツ (work boots) 】

労働や作業用の丈夫な靴の総称。くるぶしの上までの深さの編み上げ式のものを中心にさまざまな種類があるが、トウが丸く、厚く丈夫な底が付き、紐を通す穴が多く、全体にがっちりとしたイメージをもつものが一般的。オイルド・レザーなどの防水性の高い革を用いたものが多く、特にレッドウィング社の赤茶系のものが有名。アウトドア・ファッションのアイテムとしても取り入れられている。


【 ワーク・ルック (work look) 】

ワーキング・ルック、ワーク・ウエア・ルック、ファティーブ・ルックなどともよばれる。仕事着や作業着の要素を取り入れたファッション、またそのものの総称。


【 ワッシャー加工 (washer finish) 】

ワッシャーとは「洗濯人」のことで、水洗いをして、わざとシワシワの感覚を残した加工法。


【 ワッチ・キャップ (watch cap) 】

正しくは「ウォッチ・キャップ」で、ワッチはウォッチの日本語的なまり。ウォッチは「見張り」という意味で、もともとは漁師の仕事用の帽子だったのを、水兵の艦内帽としたもので、ニット製の頭にぴったりとした帽子をいう。主に目の詰まったゴム編み製で、上に「丸天井」が付く。下縁を深く折り返してかぶるのが特徴。


【 ワッペン (wappen[独]) 】

ドイツ語で「紋章」の意。日本では主に、ジャケットの胸や帽子などに付ける楯(たて)形の記章をいう。フェルトなどに刺繍したものが多い。


【 ワードローブ (wardrobe) 】

「衣装ダンス、衣裳部屋」の意味で、その人のもっている衣装のすべて、その人のもつ衣装の組み合せの数、またファッション専門用語における衣装計画のことを指す。


【 ワラチ (huarache) 】

ユアラチともいう。もとはメキシコの民族的なサンダルで、細い皮紐を編んだ甲と、低いヒールが付いた革底を特徴とする履き物。かかと部分が付いた短靴形式のものと、バック・ストラップ形式のものなどがあり、主に盛夏のリゾート・サンダルとして用いられる。日本のわらじが原型にされたという説もある。


【 ワラビー (wallaby) 】

ワラビー・ブーツともいう。ワラビーはオーストラリアやニューギニアにすむカンガルーに似た小動物のことで、これの蹄(ひずめ)の形にヒントを得てつくられたカジュアルなショート・ブーツをいう。1枚革で足を包み込むようにつくり、袋縫いをしたモカシン式のブーツで、全体にずんぐりとした感じや、生ゴム使いの厚い靴底と2対の穴の紐結び、大きな丸みを帯びたつま先といったスタイルを特徴としている。オリジナルはイギリスの名門靴メーカー、クラークス社の製品とされる。


【 ワン・ポイント・ストッキング (one point stocking) 】

足首の後ろの部分にアクセントとしてリボンや蝶などのワン・ポイント飾りをあしらったストッキング。英国のチャールズ皇太子妃ダイアナが用いたことから人気をよんだといわれる。


【 ワンピース (one-piece) 】

ワンピース・ドレスの略称。ワンピースとは、トップとボトムの部分が、ひと続きになったものをいい、ドレスをその構造から、ワンピースとよぶようになった。