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 「 J 」

【 ジャカード織 (jacquard cloth) 】

紋織物、単にジャカードともいう。ドビー織よりも大柄な模様を織り出せる開口装置を使った模様織のこと。模様の大きさ、模様の制限はほとんどなく、どんな模様でも、織模様にすることができる。服地、カーテン、壁布などのインテリア織物などに使われる。


【 ジャージー (jersey) 】

反物状に編まれた外衣用のニット生地、またはニット生地の総称で、織物と同じように裁断・縫製するもの。編まれる機械は丸編み(まるあみ)機がほとんどで、経編(たてあみ)機と、横編(よこあみ)機の流し編によるものがある。また編機の針がシングル・ニードル(1列針)によりものはシングル・ジャージーといい天竺編が主体。ダブル・ニードル(2列針)によるものはダブル・ジャージーといい、その種類には、(1)リブ編機によるもの(ミラノ・リブ、ダブル・ピケなど)、(2)両面編機によるもの(エイトロック、ポンチ・ローマ、シングル・ピケなど)がある。なおジャージーの語源は、英国のジャージー島でつくられたニットからきているといわれる。


【 ジャボ (jabot[仏]) 】

胸飾り、レースの襞飾り(ひだかざり)。ブラウスの胸の部分に付けられるギャザーやフレアーを寄せた薄い布地のひらひら飾りをいう。また、19世紀半ばまで男性のシャツの前明きに付いていた飾りもこうよぶ。


【 ジャマイカ・ショーツ (jamaica shorts) 】

アイランド・ショーツと総称される熱帯地方やカリブ海などではかれているショート・パンツのひとつで、バーミューダ・ショーツよりも短い丈で、裾口の細いタイプをいう。さらにこれとバーミューダ・ショーツの中間丈のものをナッソー・ショーツとよぶ。いずれも地名からとった名称。


【 ジャンプ・スーツ (jump suit) 】

上下がひとつなぎになった服。レーシング・スーツ(カー・レーサーの服)もそのひとつ。本来は落下傘(らっかさん)兵の服や自動車修理工の作業服などとして、きわめて機能的な性質をもった服だったが、今日では伸縮性のある生地を用いたり、デザイン的にもかなりファッショナブルなものが多くあらわれている。別にコンビネゾン、カバーオール、カバーロールズ、つなぎ、オールインワン、ワン・スーツなどとさまざまな名称でよばれている。


【 ジャンポール・ゴルチエ (Jean-paul Gaultier) 】

〔1952〜.フランス;パリ〕若くしてデザイナーを志し、自分のスケッチを一流のデザイナーたちに送り続ける。18歳の時、〈ピエール・カルダン〉に採用され、1年間アシスタントとして勤めた後、〈ジャン・パトゥ〉等を経て、フリーランスに。'76年、〈ジャンポール・ゴルチエ〉の名で、コレクションを発表。'78年には(株)オンワード樫山と提携して、本格的な活動を開始する。アバンギャルドとクラシシズムが融合した独特の作風は、パリ・コレクションでにおいても多くのジャーナリストたちの人気をさらい、'80年代を代表するデザイナーとして、一躍脚光を浴びる。'87年にオスカー賞を受賞。人を楽しませて止まない斬新なアイデアの中には、着る側が共に体験できる純粋な好奇心を感じさせる。最近は服作りの他に音楽や映像の分野でも、マルチなタレント性を発揮している。


【 ジュエリー・ネックライン (jewelry neckline) 】

ドレスの衿明きをラウンド・ネックライン(丸首)のように単純なものにして、そこに宝石類(ジュエリー)をあしらったネックライン。別にネックレスなどのジュエリーが引き立つように、単純なラウンド・ネックラインにしたものをいう場合もある。

ジュエリー・ネックライン


【 ジュープ・アンフォール (jupe amphore[仏]) 】

アンフォールは「古代ギリシャ、ローマの時代に見る両取っ手の付いた壺」の意で、それに似た壺形のスカートのこと。腰をくびれさせ、全体に丸みをもたせて、裾ですぼまったシルエットを特徴とする。ボディ・コンシャスの一つとしてあらわれたもので、チューリップ・スカートと同種のアイテム。


【 ジョッパー・ブーツ (jodhpur boots) 】

乗馬用の靴から転化したアンクル・ブーツの一種。語源は乗馬ズボンのジョッパーズ(ジョドパーズ)と同じで、この靴もまたジョドパー・ブーツや単にジョドパーともよばれる。クリスクロス・ストラップという足首にまわしたベルト状の飾りをデザイン上の特徴としており、革底のものはドレッシーな用途に、ゴム底のものはスポーティな用途に向くとされる。なお、膝下丈の乗馬用ブーツとよばれることが多い。


【 ジョン・ガリアーノ (John Galliano) 】

〔1960〜.ジブラルタル〕6歳の時に両親と共に渡英。義務教育終了後、セント・マーチンス芸術学校に入学、テキスタルを学ぶ。のちファッション科に移籍。卒業制作のコレクション「アフガニスタンとヨーロッパの理想」がロンドンの有名なブッティック“ブラウンズ”と約5年間の契約を結ぶ。デビュー当初は、ジャケットをボトムに使った「さかさまの服」など、その過激なアバンギャルドぶりで話題をよんだ。最近は、バイアス・カットを使ったエレガントなラインも多く発表されている。


【 ジョンブル・ハット (John-Bull hat) 】

1860年代後半と、1890年代に流行したシルク・ハットの一種。当時の一般的なシルク・ハットのクラウンの高さが30cm程もあったのに対し、クラウンが約15cm程の低山型であるのが特徴。この名称は主として米国で用いられたもので、英国ではミューラー・ハットとよばれた。ジョンブルは「典型的英国人」を指すことば。


【 ジル・サンダー (Jil Sander) 】

[1943〜.ドイツ;ヴェセルビュレン]クレフェルド・スクール・オブ・テキスタイル卒業後、テキスタイル・エンジニアの資格を取得。『マッコールズ』などの女性誌の編集を経て、ハンブルクにブティックを開設。'73年に初の<ジル・サンダー>コレクションを発表。'85年よりミラノへ活動の場を移している。


【 ジーンズ (jeans) 】

コットン・デニムでつくられ、きわめて明確なデザイン上の特徴をもつ軽快なパンツ。特に14オンスのインディゴ・ブルーのデニム使いのものが代表的で、これをその色からブルー・ジーンズとよんでいる。ポケットの端々にカッパー・リベット(銅の鋲)を打ち、右ポケットの内側に小さなフォブ・ポケットを設け、ヒップ・ポケットの上部に皮のラベルを付け、全体にダブル・ステッチをかけるというのがデザイン上の主な特徴。もともとジーンという丈夫な厚手の綾織コットン地でつくられた作業着などの衣服をジーンズと称したが、アメリカの西部ではデニム・パンツとよんだのに対して、東部の人たちはデニムとジーンに共通点があるため、これをジーン・パンツと称したところから、ジーンズの名が一般化したとされる。日本でGパン(ジーパン)とよばれるのはこのジーン・パンツを誤ったスペルで略したためとされているが、本当は第2次世界大戦後、日本にやってきたGI(アメリカの兵隊)たちがよくはいているパンツということでGIパンツが略されてのこと。起源は、1850年にリーバイ・ストラウスが、金鉱探し用の作業ズボンとして、テントのキャンバス地でズボンをつくり、それをヘビや虫よけのためにインディゴで染めたのがはじまり。フランスではレビと俗称されることが多いが、これは彼の名や、彼の会社リーバイス〔Levi's〕をフランス語読みしたもの。日本では、’60年代後半〜’70年代前半にかけて、日常的に着られるようになり、その後さまざまな種類が生まれ、若者を中心にあらゆる年代に着られている。なお一般のカジュアル・パンツでジーンズのデザインを意識してつくったタイプをジーニング・パンツとよんでいる。


【 ヤッケ (jacke) 】

ヤッケはドイツ語で、英語のジャケットと同義であるが、日本では、特にスキー、登山、釣りなどに着用するフード付きの防寒、防風、防水用の上着のことをいう。アノラックやパーカなどと同義に用いられることが多い。