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 「 I 」

【 アイ・アイ・シー (IIC) 】

ベルギーのブリュッセルに本部がある「国際綿花振興会」〔International Institute for Cotton〕の頭文字をとった略称。この団体との協力協定に基づいて、(財)日本綿業振興会が’56年に設立され、コットン情報のサービスや販売促進などの活動を実施している。


【 アイ・アール (IR) 】

〔Information Retrieval〕の略称で、「情報検索」のこと。蓄積した不特定あるいは特定多数の情報の中から必要な情報のみを選び出すこと。主にコンピューターに膨大な情報を蓄え、キーワードなどによって検索し、必要に応じて出力するシステムを指す。


【 アイビー・キャップ (IVY cap) 】

アイビー調のファッションによく用いられるハンティング・キャップ型の帽子。山部が一枚天井(1枚の布でできているもの)で、レジメンタル・ストライプを配した生地でつくられ、後部にバック・ストラップとよばれる尾錠(びじょう)が付けられるのが特徴。素材は主に薄手のウール地かコットン地。


【 アイビー・シャツ (IVY shirt) 】

アイビー調のファッションに多く用いられるシャツの意味で、ボタンダウン・シャツと同義。ボタンダウン・カラーを最大の特徴とし、白か色無地のオックスフォード地でつくられるほか、カジュアルな用途向きには特にギンガム・チェックやマドラス・チェック使いのものが多く見られる。ドレス・シャツとカジュアル・シャツ双方のタイプがある。


【 アイビー・ベルト (IVY belt) 】

アイビー・ルックによく用いられるベルトのことで、特にレジメンタル・ストライプ柄のリボン・ベルトを指す場合が多い。


【 アイボリー・ホワイト (ivory white) 】

黄みの白。アイボリーは象牙の意で、その牙の色に見られる色。象牙色と同義。


【 アイロン (iron) 】

熱と圧力によって布地のしわを伸ばしたり部分的に縮めたりして衣服の形を整える用具。現在使われているアイロンを熱源で分類すると、電気アイロン、ガスアイロンに分けられる。アイロンの種類も多いが、家庭、工場などではドライ・アイロン、スチーム・アイロンがその用途に応じて使われている。アイロンのポイントは、圧力と熱度にあるため、適度の重量があり、握り手のしっかりしたものがよい。また底がまっ平なものより、中心部がわずかに高くなっている方が動きやすく、アイロンの型がつかなくてよい。


【 イエイエ・ルック (ye-ye look) 】

60年代初期〜中期にパリのサンジェルマン広場中心にあらわれた、「イエイエ族」とよばれるおしゃれなティーンエイジャー(女の子たち)のファッション風俗をいう。身体にぴったりとしたセーターや短いスカート、ハイ・ウエストのベルト付きコートなどがその代表で、'90年代に入ってこれらの服装がパリ風のしゃれた60'Sルックの表現として再び注目されている。“イエイエ”は、ロックンロールの影響を受けたシャンソンからきたことばとされ、当時のアイドル歌手、シルビー・バルタンは若者たちのファッション的流行のリーダーともいわれた。ちなみに日本で「イエイエ」といえば、レナウン(株)が'67年に発売したニット・コーディネートのコマーシャルとしてよく知られる。この時のキャンペーン・ガールにシルビー・バルタンが起用され、小林亜星の作曲によるコマーシャル・ソングを彼女が歌った。


【 イタリアン・カット・シューズ (Italian cut shoes) 】

イタリア型の靴の総称。特につま先が細くシャープな感じで、トウや底が薄く、そり返りのある婦人靴、紳士靴をいうことが多い。紳士靴では重厚なつくりの「英国型」に対比させて、華奢(きゃしゃ)でエレガントなイメージのものをこうよぶこともある。


【 イタリアン・ストライプ (Italian stripe) 】

イタリアらしい明快な色調の単純な感覚のストライプで、夏のリゾート・ウエアなどに使われる。


【 市松模様 (いちまつもよう) 】

白と黒、または濃淡の2色を交互に碁盤(ごばん)の目状に並べた格子柄。江戸中期頃に、上方(かみがた)役者の佐野川市松がこの模様を舞台に用いてから流行し、市松模様と呼ばれるようになった。ブロック・チェックと同じ。


【 イノセント・カラー (innocent color) 】

汚れのない清浄な、非常にロマンテックなイメージの色調を総称する。イノセント・ホワイトと呼ばれる潔白なイメージの白から、砂糖に見られるシュガー・パステル、透き通る肌を思わせるスキン・ペールまでが含まれる。


【 イミテーション・パール (imitation pearl) 】

模造真珠。人造の真珠の一種で、ガラスまたはプラスチックの丸玉にパール・エッセンス(真珠光沢を出す塗料)を塗ったもの。芯が貝でつくられた貝パールに比べて安価なので、広くアクセサリーとして出まわっている。


【 イミテーション・ファー (imitation fur) 】

自然の毛皮に似せたパイル織物またはニットのこと。織物ではビーバー・クロス、アストラカン、ポーラ・ベア、プラッシュなどがある。フェイク・ファーともいう。


【 イミテーション・ポケット (imitation pocket) 】

実際はものを入れることができない見せかけのポケットのこと。シャム・ポケットと同じ。


【 イヤ・ドロップ (ear drop) 】

耳から垂れ下がった形のイヤリングの総称。


【 イレギュラー・ヘムライン (irregular hemline) 】

ヘムラインが均一でなく、ギザギザになっていたり、花弁状になったりしているデザインを総称する。ハンカチーフ・ヘムラインもこの一種。アンイーブン・ヘムラインともいう。


【 インキュベイト・ショップ (incubate shop) 】

インキュベイトには「卵をかえす」という意味があり、これは、無名のデザイナーや知名度の低いブランドを育て、拡大していくことを目的とした開発型のファッション専門店を指す。いわゆるインディーズ・ブランドの台頭に対応して登場してきたもの。無名の人や企業を育てるための必要な支援事業を総称して、インキュベーション・ビジネスという。


【 インソール (insole) 】

靴底のなかで「中底(なかぞこ)」とよばれる部分のこと。靴の土台というべき大事なパーツで、足を支える機能をもつ。素材には皮革、レザー・ボード、パルプ・ボードなどが用いられる。


【 インターカラー (Intercolor) 】

パリに本部がある「国際流行色委員会」 [ International commission for Fashion and Textile color ] が選定したトレンド・カラーのことをいう。国際流行色委員会は、'63年に11カ国('94年現在 18カ国)の参加によって発足した機関で、各国を代表する公共的な流行色研究機関のみ加盟が許されている(日本からは日本流行色協会 [ JAFCA ] が加盟)。年2回(1月、7月)、2年先の流行色を予測し、提案するカラーを選定。素材やコスチューム・デザインに先駆けて発信されるカラー情報である。


【 インタリオ (intaglio) 】

「沈み彫り」をした宝石のこと。材質の表面に図柄を彫り込んだもので、カメオなどの浮き彫り(レリーフ)とは逆の効果をいう。古くから紋章や印章、装飾品などに見られるもの。


【 インディア・マドラス (India madras) 】

インドのマドラス地方のギンガム風の織物。民族的な独特の色柄をもった格子柄やたて縞で、野趣ある綿織物である。糸は30番手前後のものを使う。糸に節(ふし)があったり、織りきずがところどころにあったり、またその地方の天然染料を使うので、洗濯すると色がにじみ出るのが特徴。マドラス産の本物をインディア・マドラス、日本や欧米などでつくられた、本場以外のものをインディアン・マドラスという。


【 インディアン・シルク (Indian silk) 】

インド特産の手織の絹織物で、たて・よこ同じくらいの密度をもつ、柔らかくて光沢のある平織物。


【 インディアン・ジュエリー (indian jewelry) 】

アメリカ・インディアンの伝統的なアクセサリーで、トルコ石と銀を組み合わせてつくる。首飾りやブレスレット、指輪、ウエスタン・ベルトの飾りバックルなどが代表的。


【 インディゴ (indigo) 】

藍(あい)のこと。天然の藍色染料で、蓼藍(たであい)などの植物の葉や茎かたとる。織物などを染めた後、空気にさらして酸化発色させる。もともとインド産の藍が使われたことから、この名がある。現在では合成染料で藍色に染めることが多い。ジーンズ用のデニムや和装地などに多く使われる。


【 インド更紗 (Indian chintz) 】

更紗(さらさ)は金巾(かなきん)という綿織物に捺染(なせん)した生地で、原産地により、色や模様に特徴がある。なかでもインド更紗は更紗の発祥の地と見られ、東インド会社を通じ、17世紀ヨーロッパに大きな影響をあたえたヨーロッパ花更紗(はなさらさ)の原形をつくったといわれている。インド更紗はペルシャ、サラセンなどの影響を強く受けた、緻密で精密な写生風の表現様式で、全面すきまなく埋めつくす構成に特徴がある。モチーフは植物が主体で、インディアン・パイン(インド松)ともいわれるペイズリー模様が特に有名。


【 インド綿 (Indian cotton) 】

インド産出の綿の総称。一般に米綿よりは品質が劣り、繊維は太くて短い。インド綿は1品種1地方に限られておりその産地の名前としている。


【 インバーテッド・プリーツ・スカート (inverted pleat skirt) 】

インバーテッドとは、「逆にする、転倒させる」という意味。ボックス・プリーツを裏から見た感じの逆ひだ(インバーテッド・プリーツ)を用いたスカート。


【 インバーテッド・ベンツ (inverted vents) 】

切れ目を入れずに、インバーテッド・プリーツを入れたベンツ。

インバーテッド・ベンツ


【 インバネス (inverness) 】

ケープとマントーを重ねたような形が特徴のフォーマル・コートの一種。内側は袖のない身頃だけの形で丈が長く、外側に肩を覆う形の短いケープ状のもの(取りはずしができる)が付く。この名称はスコットランドのインバネス港にちなみ、日本では1887年頃から和装用の外套として取り入れられた。その形から鳶(とんび)とか二重回し(にじゅうまわし)の名でもよばれる。


【 無機繊維 (inorganic fiber) 】

無機質、すなわち鉱物質からなる繊維で、金属繊維、ガラス繊維、岩石繊維(ロック・ファイバー)などがこれにあたる。また有機繊維であるアクリル、レーヨンなどを灰化してつくられる炭素繊維も無機繊維である。