| 【 青味付け (blueing) 】 |
| 白色の繊維製品をいっそう白く見せるための処理法で、青色色素で着色すること。ごく薄い青で染め、白色の中のわずかな黄色みを打ち消すと見かけの白度が増進する。 |
 |
| 【 バーガンディ (burgundy) 】 |
| 濃い赤紫。バーガンディは、ブルゴーニュの英名で、フランス南東部の地名。この地方のブドウ酒に見られる色からつけられた色名。 |
 |
| 【 バギー・ハーフ・パンツ (baggy half pants) 】 |
| バギー(ぶかぶかの)・シルエットを特徴とした半ズボン。膝くらいの丈、あくまでたっぷりとした形を持ち味とするもので、スラッシャー・ファッションを代表するアイテムのひとつとなっている。ショート・デカパンともよばれ、下着のパンツをのぞかせるように、わざとずり落としてはく独特の着方に特徴がある。 |
 |
 |
| 【 バギー・パンツ (baggy pants) 】 |
| オックスフォード・バッグスを原型として生まれた、股上が深く、ヒップから裾にかけて極端に太いシルエットをもつパンツ。バッグ(袋)のように太いというところから名付けられたもので、特に'73年頃に流行したことが知られている。また、これの裾を絞ってテーパード・シルエットとした感じのものをバギー・トップやトップ・パンツ、トップ・バギーなどとよんでいる。 |
 |
| 【 バギー・ブーツ (baggy boots) 】 |
| バギーは「袋のような、だぶだぶの」という意味で、筒形で脚にぴったりとフィットしていないブーツをいう。ルーズ・ブーツ、ルーズ・フィット・ブーツともいうが、これは狭義には、履き口から下の筒の部分をたるませた感じのものをいう。 |
 |
| 【 バーグ (bague) 】 |
| フランス語で指輪(リング)のこと。特に女性の装飾的な指輪をいうことが多い。 |
 |
| 【 バケット・タイプ・バッグ (bucket type bag) 】 |
| 通称「バケツ型バッグ」をいわれる。開き口に口金などがない、ちょうどバケツのような形をしたバッグのこと。物の出し入れが楽という特徴があり、手提げにもショルダー式にもなる、長めの取ってが付いている。バッグの中身が見えないように、内側に布などを張り、口を紐で縮める形にしたものもある。 |
 |
| 【 バケット・トップ (bucket top) 】 |
| 履き口の上部がバケツ(バケット)のように大きく広がった形のブーツ。17世紀の騎士に見られる非常にクラシックなブーツのひとつ。キャバリエ・ブーツともいう。 |
 |
| 【 バスク・シルエット (basque silhouette) 】 |
| バスクとはスペインとフランスの国境地帯に住むバスク人の民族衣装をいったもので、ぺプラム付きのジャケット、また、そういった腰から下にフレアーのある部分を指す。つまり、バスク・ジャケットのようなぺプラム付のシルエットのこと。→ぺプラム・シルエット |
 |
| 【 バスク・ジャケット (Basque jacket) 】 |
| スペインとフランスの境に住むバスク人たちの愛用するジャケットやブラウス、ベストからきた上着で、上半身がぴったりとフィットし、腰から下がフレアーに広がる独特のシルエットをもつ婦人用ジャケット。こうした裾のフレアー部分もまたバスクという。 |
 |
 |
| 【 バスク・ベレー (Basque beret[仏]) 】 |
| スペインとフランス国境地帯のバスク地方に伝わる、クラウンだけの丸く平らなゆったりとした帽子のこと。柔らかなウール製で、現在のベレー帽の原型といわれる。 |
 |
| 【 バスケット (basket) 】 |
| 竹や藤、ビニールなどで編んだ籠やバッグのこと。ピクニック・バスケットや、買い物籠の類や、トランク型のものなど、大きさもデザインもさまざまなものがある。 |
 |
| 【 バスケット・チェック (basket check) 】 |
| 筋目を互い違いにして組み合わせた格子のこと。籠(かご)格子、(あじろ)格子ともいう。元来は織り組織(籠目織≪かごめおり≫)でこの柄をあらわしたが、最近は色の濃淡で表現するものが多い。 |
 |
 |
| 【 バスローブ (bathrobe) 】 |
| 入浴の前後にはおるラップ形式のガウン。丈は膝頭くらいの短めのものと、ドレッシング・ガウンとしても用いられる長めのものがある。共地のベルトをサッシュ(帯)のように巻きつけて締めるものが多く、テリー・クロス(タオル地)、薄手コーデュロイ、別珍(べっちん)などの生地が用いられる。男性の場合にはヒゲ剃り用ということでシェイブ・コートやシェイビング・ガウンともよばれる。 |
 |
| 【 バーズアイ (bird's-eye) 】 |
| 鳥の目のように小さくて、白い丸い斑点の中に、黒目に相当する小さい点のある模様を、細かく一面に出した織物の組織、または織柄のこと。鳥目織(とりめおり)ともいう。色は紺、青、褐色などの濃色が多く、白い斑点の中央に地の色と同色の小さい点をあらわす。時によって中央に黒目に相当する点のないものもあるが、これはバーズアイとはいえない。紳士用スーツ地に多く使われる。 |
 |
| 【 バック・ストラップ (back strap) 】 |
| 衣服の後部に付く尾錠(びじょう)。アイビー・パンツの後ろやアイビー・キャップの後ろ、また、クラシックなベストの後ろなどに付けられる。本来は衣類などのゆるみの調節用に使うものだが、現在ではまったくの装飾的なデザインとなっていることが多い。また、かかと部分にストラップの付いた靴の一種を指す場合もある。 |
 |
| 【 バック・パック (back pack) 】 |
| アルミ・フレーム(枠)の付いた大型のリュック・サック。背負い籠(しょいかご)にリュックサックを取り付けたようなもので、重装備を要する登山などに用いられる。 |
 |
| 【 バック・ベルト (back belt) 】 |
| 背側に付けられた、服と共地のベルトことで、ハーフ・ベルトと同義。ベルトを独立させてつくったものと、身頃の切り替えの一部にしたものがある。カジュアルなコートのデザインとして用いられることが多い。バッグ・バンドともいうが、これは日本的な呼称で、衣服の上に付ける帯状のものはベルトというのが正しい使い方となる。 |
 |
| 【 バック・ポイント・ドレス (back point dress) 】 |
| 後ろにデザイン・ポイントを置いたドレス。ヒップに付けた大きなリボン、腰に流したフリル飾り、背中の深い開きなどで、フロントよりバックの部分に大きなアクセントが置かれているのが特徴。バック・アクセント・ドレスともいう。 |
 |
| 【 バックル (buckle) 】 |
| ベルトや靴などに付いている留め具のこと。円形や四角形などの枠で、閉めるための実用的なものと、衣服のアクセントを付ける装飾的なものがある。普通は、金属、木、プラスチック、塩化ビニール製であるが、布や皮革をかぶせたものや、宝石やビーズをはめ込んだものなどもある。 |
 |
| 【 バックレス・サンダル (backless sandal) 】 |
| かかと部分を露出したデザインのサンダルの総称。オープン・バック・サンダルともいう。 |
 |
 |
| 【 バッスル (bustle) 】 |
| スカートの後ろの部分をふくらませるために用いる腰当て、枠のこと。17世紀末にあらわれたキュ・ド・パリ[cu de Paris](パリの尻の意。パニエに代わって用いられた腰当てのこと)をはじめとして、18世紀末、19世紀末など、以後幾度も流行をくり返している。日本では1880年代半ばに流行した鹿鳴館(ろくめいかん)スタイルがバッスル・スタイルとして特に有名。フランス語でトゥールニュールともいう。 |
 |
| 【 バッスル・ライン (bustle line) 】 |
| バッスルはスカートの後ろの部分をふくらませるために用いる腰あてや枠のことで、それを入れて後ろ腰を大きくふくらませたシルエットをいう。17〜19世紀末にくり返し見られたもので、特に1870〜1890年に流行したバッスル・スタイルは日本では「鹿鳴館(ろくめいかん)スタイル」として知られている。 |
 |
| 【 バットウイング・スリーブ (batwing sleeve) 】 |
| 蝙蝠(こうもり)の翼に似ていることからきた名で、バタフライ・スリーブと同じ。 |
 |
| 【 バッファロー・シャツ (buffalo shirt) 】 |
| アメリカ西部のカウボーイが、日常着にしている大きな格子柄のウール・シャツのこと。バッファロー・チェックといわれる赤と黒の大柄なブロック・チェックが特徴で、多くはアウター・シャツとして利用されている。 |
 |
| 【 バティック (batik) 】 |
| ジャワ更紗(さらさ)ともいう。インドネシア諸島を中心としてつくられる、ろうけつ染による更紗柄のこと。バティックとはジャワ語でろうけつ染、またはその布の意味。イセンとよばれる小模様が主題の柄のまわりを埋めつくすのが特徴で、柄は花鳥などの動植物文様、複雑な幾何学文様を中心に、ヒンズー教や仏教文化の影響をうけたものなどがある。 |
 |
| 【 バナナ・ヒール (banana heel) 】 |
| かかとからヒールにかけてのカーブが、きれいに弓状のシルエットを描いたハイヒールのこと。その形がバナナに似ていることからこの名がある。 |
 |
 |
| 【 バーバリー (Burberry) 】 |
| もとはロンドンのバーバリー社でトーマス・バーバリー親子によって開発されたレインコートの商品名で、それに使われている防水加工されたコットン・ギャバジン(綿綾織地)のこともいうが、現在ではそれに似たレインコートや生地を総称してこうよぶようになった。トレンチ・コートもそのひとつだが、とくにGWB2の名称をもつステンカラーのコートがその代表的なものとされる。 |
 |
| 【 バブル・ライン (bubble line) 】 |
| バブルとは「泡、しゃぼん玉」のこと。しゃぼん玉のような丸みを帯びたシルエットを指す。バルーン・ライン、エッグ・ライン、ブッファン・シルエット、ボール・ラインと同義語。 |
 |
| 【 バーミューダ・ショーツ (Bermuda shorts) 】 |
| 大西洋の英領バーミューダ諸島で、軍人によって考察されたところからこの名がある膝上丈の細見の半ズボン。縞や格子、プリント柄などを中心に、日本では夏のアイビー・ルックのアイテムとして、またリゾート・ウエアのひとつとして扱われることが多い。しかし本来はドレッシーな用途に用いられたもので、ブレザーにネクタイ、長靴下に革靴を伴って着用することができる。外国ではこれをウォーキング・ショーツやバーミューダ・ウォーク・ショーツとよんでいる。 |
 |
| 【 バーミューダ・スーツ (Bermuda suit) 】 |
| バミューダ・ショーツと共地のジャケットなどを組み合わせたスーツ。つまり、バミューダに見られる膝丈上のショート・パンツ・スーツのこと。 |
 |
| 【 バラクラバ (Balaklava) 】 |
| バラクラバ・ヘルメット、バラクラバ戦闘帽ともいう。頭をすっぽりと覆って肩まで伸びた、長いヘルメット型の毛糸の帽子で、登山やスキーの時に用いる。クリミア半島の村の名バラクラバに由来する |
 |
| 【 バリモア・カラー (Barrymore collar) 】 |
| ロング・プリント・カラーのなかで、衿先が鋭く、特に長く垂れ下がったように見えるものを、'20年代の後期に米国ハリウッドの映画俳優ジョン・バリモア[John Barrymore]が好んだことから、この名がある。他のハリウッドスターやカリフォルニアの人々にも用いられたことから、カリフォルニア・カラー、ハリウッド・ロール・カラーとよぶほか、ダンディ・カラーの異称もある。 |
 |
| 【 バルキー・セーター (bulky sweater) 】 |
| バルキーは「かさばった、大きい」という意味で、太い糸で編まれたざっくりとした編目の厚手セーターを総称する。代表的なものにフィッシャーマンズ・セーターがある。より専門的にはコース・ゲージ・セーター(目の粗いセーターの意)といい、一般にインチ8本(8ゲージ)以下の密度をもつセーターを指す。さらに8〜6本タイプをセミバルキー、5本以下をバルキーと区別してよぶこともある。 |
 |
| 【 バルドー・スタイル (Bardor style) 】 |
| フランスの女優ブリジット・バルドー(1934〜)のヘアスタイル。特に'59年に流行した、長い髪の毛をゆるくカールさせ、顔のまわりは短い乱れ毛でおおう、一見無造作でアンニュイな感じのするスタイルが知られる。 |
 |
| 【 バルマカーン (balmacaan) 】 |
| 男性用のコートによく用いられるスタイル。衿はバル・カラーとよばれる、ステンカラーの第一ボタンをはずした形で、ラグラン・スリーブ、裾広がりのゆったりとしたシルエットが特徴。ツイードやギャバジンなどの素材が多く用いられる。この名はスコットランドのインバネスの近くの地名バルマカーンに由来するといわれる。 |
 |
| 【 バルモラル (balmoral) 】 |
| オックスフォード・シューズに見られる甲部の形式のひとつで、腰革がつま先革の内側に縫い付けられているために、履き口が下方で開かず、左右の腰革が中央でぴったりと合う形となっているものをいう。あるいはその靴のこと。対照的なブラッチャーに対して「内羽根式(うちばねしき)」とよばれ、クラシックでドレッシーな形式とされる。この名称は、そうした形の靴がはじめて履かれたとされるスコットランドの英国王室御用邸のバルモラル城からきており、「バル」とも略称する。 |
 |
| 【 バルーン・スカート (ballon skirt) 】 |
| バルーンは「風船、気球」の意味で、風船のように丸くふくらんだシルエットを特徴とするスカートの総称。ウエストと裾をギャザーやプリーツで絞り、真ん中をふくらませたもののほか、裾線をきちんと処理しないので、折り目をつけずに無造作に折り返して、ふっくらとしたイメージを表現したもので見られる。 |
 |
| 【 バルーン・スリーブ (balloon sleeve) 】 |
| 風船(バルーン)のように大きくふくらんだ袖のこと。丈は肩から肘(ひじ)くらいの間のものが多い。メロン・スリーブということもある。 |
 |
| 【 バルーン・パンツ (balloon pants) 】 |
| まるで風船(バルーン)を思わせるように丸くふくらんだシルエットを特徴とするパンツ。丈は長いものから短いものまでさまざまで、ギャザーを入れ、一層ふっくらとしたイメージを強調するものが多い。バブル・パンツ(泡のようにふくらんだの意)やブッファン・パンツ(フランス語でふっくらしたの意)とよばれるものと同義。 |
 |
| 【 バレエ・シューズ (ballet shoes) 】 |
| バレリーナ・シューズともいう。広義ではバレエ用の靴を総称するが、狭義ではバレエの練習時に履かれる、ゴムの一本ベルトの付いたフラット・シューズをいう。また、トウシューズも含めて、バレエ用シューズに似た靴もこうよばれる。 |
 |
 |
| 【 バレエ・セーター (ballet sweater) 】 |
| バレエのダンサーが着用する長袖のTシャツ型のトップにモチーフを得てつくられた、ぴったりとフィットするデザインの女性用セーター。フィット&スイング・ラインの流行から、このようなタイト・フィット型のトップと、ダーンドル・スカートのようなゆったりとしたボトムを組み合わせる着こなしが登場した。Uネックライン型のものが多いのが特徴。 |
 |
| 【 バレエ・ドレス (ballet dress) 】 |
| バレリーナが着るドレス、またはそれに似たドレスのこと。一般にはチュールやオーガンジーなど薄く張りのある素材を重ねたチュチュと呼ばれるスカートと、肩から紐で吊る形式のぴったりとした上衣からできている。短いスカートものもをクラシック・チュチュ、長いものをロマンティック・チュチュという。 |
 |
| 【 バレル・コート (barrel coat) 】 |
| 裾まわりがすぼまって全体のシルエットがちょうど「樽(バレル)」のような形になったバレル・ラインのコートのこと。 |
 |
| 【 バレル・シルエット (barrel silhouette) 】 |
| バレルは「樽(たる)」の意味で、ちょうどビール樽のように中ほどでふくらんで上下ですぼまった形をいう。パンツやスカートに用いることが多く、ペッグトップ・シルエットと同義。 |
 |
 |
| 【 バレル・バッグ (barrel bag) 】 |
| バレルは「樽(たる)」の意。樽のような円筒形のバッグで、手に提げたり肩から下げたりするもの。 |
 |
| 【 バレンシアガ (Cristobal Balenciaga) 】 |
| 〔1895〜1972.スペイン;バスク地方〕お針子をしていた母の影響で幼い頃から仕立てに興味をもち、独学で裁断と縫製を学ぶ。14歳の時、カサ・トレス侯爵家で見た婦人の衣装を複製。それに感激した婦人が、のちの彼のパトロニエとして資金面を援助。マドリードのテーラーを経て、'15年にサン・セバスチャン、続いてマドリード、バルセロナにメゾンを開設するが、スペインの内乱により全てを失う。'37年パリに移りメゾンを再開。そのシンプルで完璧なシルエットは多くの女性を魅了した。'40年代のディオールの代表作品「ニュー・ルック」の前身ともいえるスタイルを'38年に発表。その後もペンシル型のスリムなパネル・スカートや'50年代にはウエスト・ラインをもたないストレートな「バレル・ルック」、シンプリシティを追求した「サック・ドレス」などを次々と発表。時流や他のクチュリエに迎合することなく、芸術性の高い独自のスタイルを生み出していった。また、その特殊な技術やデザインが外部にもれる事を忌み嫌い、デッサンは行わずに、直接マヌカンに生地をまとわせて裁断するという技法で服づくりを行ったといわれている。メゾンからはジバンシー、クレージュ、ウンガロ等が輩出されたが、プレタ・ポルテ時代の到来によりメゾンの改革を余儀なくされ、'68年「プレタに乗り出すには、あまりにもクチュール>クチュールを知りすぎた」という名言を残してメゾンを閉鎖、モード界から引退した。その構築的な美とシンプリティは後世に語り継がれ、「バレンシアガのモードに影響を受けないデザイナーはいない」といわれている。その後、メゾンは再開され、ミッシェル・ゴマを経て'92年からジョセフュス・メルキオール・ティミスターがデザイナーをつとめている。 |
 |
| 【 バロック (baroque) 】 |
端正なルネサンスの美術に対して、イタリアから起こった、不整形で装飾方な芸術様式。17世紀を通じて世界的に広まった。その語源は「ゆがんだ真珠」を意味するスペイン語で、半ば薄蔑的な意味合いをこめてよんだもの。バロック装飾は、奇妙で、変則的な曲線が多く、感情を強調したものが特徴で、花づな飾り、グロテスクな動物、古代ローマと東洋をミックスさせた豪華絢爛なモチーフや、色大理石、スタッコ(化粧漆喰)、メッキなどを施した建築物などに代表される。 →バロック・スタイル |
 |
| 【 バロック・スタイル (baroque style) 】 |
| 16世紀後半〜18世紀初頭のヨーロッパに台頭した美術洋式を取り入れたスタイル、またはそれをイメージするスタイルのこと。バロックは本来「ゆがんだ真珠」の意で、当初は怪奇的また装飾過多的な悪趣味なものと受け取られたが、のちにその価値が認められるようになった。服飾においても、装飾を乱用した特異な表現が見られ、16世紀後半は、スペインやオランダ・モードの影響をうけて色調はダークになり、衣裳には宝石が散りばめられ、ラフとよばれる贅沢な白い襞衿(ひだえり)やレースのカフスで飾られた。男性はウエストを絞ったウエストコートに、メロン形にふくらんだ短いズボン(のち膝丈くらいに伸びた)、ピッタリとしたストッキング、大腿部までのロング・ブーツ(のち短靴へ変化)、ダチョウの羽毛を飾った山の高い帽子などが見られた。女性は、ファージンゲールとよばれう、スカートの腰枠(フープ)をつけたスタイルで、ウエストがきつく絞られ、衣裳には宝石、リボン、ブレード、刺繍などで過剰に装飾された。 |
 |
| 【 バロック・パール (baroque pearl) 】 |
| 球形および球形に近い真珠(ドロップ形、オーパル形、ボタン形など)以外の、形の不揃いな真珠をいう。変形の少ないものは、セミバロックといわれている。 |
 |
| 【 バングル (bangle) 】 |
| ブレスレットの一種で、留め金がなく、金属などを丸くしただけの完全な環状のもの。木やプラスチックなどを使ったものも多く、腕輪としてだけでなく、くるぶしなどに用いる飾り輪もこうよぶ。 |
 |
| 【 バンダナ (bandanna) 】 |
| カウボーイなどが、ほこりよけに用いた大型のネッカチーフのこと。首に巻いたり、頭を覆ったり、実用を兼ねたポケット・チーフとして用いられるもので、更紗模様などのものが多い。語源はヒンズー語で絞り染めを意味する「バンドニュ[bandnu]」からといわれる。 |
 |
| 【 バンド・カフス (band cuffs) 】 |
| 細幅の帯を袖口に縫い付けてバンド状につくったカフス。パフ・スリーブなどのギャザーを寄せた袖口や、バンド・カラーとよぶ立ち衿のカジュアルなシャツによく用いられるデザイン。 |
 |
| 【 バンド・カラー (band collar) 】 |
| スタンド・カラーの一種で、バンド(帯)状の衿を付けたもの。つまり、衿羽根(えりばね)のない衿腰(えりこし)だけのカラー。民族調のカジュアル・シャツなどに多く見られるが、最近ではフォーマルなシャツにも用いられるようになっている。 |
 |
| 【 ビキニ・ショーツ (bikini shorts) 】 |
| 股上のごく浅い、小さな女性用ショーツ。水着のビキニにヒントを得てつくられ名づけられたもので、レギュラー・ショーツ(一般形)との中間にある腰骨にひっかかるほどの長さのものは、セミ・ビキニ・ショーツとよばれる。ちなみに男性用のこうした下着を、ビキニという名称に対抗する意味で「チェルノブイリ」と名付けた例がある。ともに原子力の持つ衝撃的なイメージからネーミングされたもの。 |
 |
 |
| 【 ピューリタン・カラー (puritan collar) 】 |
| もともとは清教徒(ピューリタン)の宗教服に見られる純白の大きなフラット・カラーをいうが、現在ではこれにヒントを得て作られた幅の広い大型の衿をこのようによんでいる。色は白で、かたく糊付けされたものが多い。 |
 |
 |
| 【 ビキニ・スタイル (bikini style) 】 |
| ブラジャーとショーツのツーピース・スタイルで、身体を覆い隠す部分が極端に少ない水着のこと。’50年代に出現し、その露出度が話題をよんだが、今では水着の基本型のひとつとなっている。戦後、’46年に北太平洋のビキニ島で原爆実験が行なわれ、その強烈な印象を水着のショック度にたとえて、ビキニの名前が使われるようになった。 |
 |
| 【 ビギン (biggin) 】 |
| 赤ちゃんなどが用いる頭にぴったりとした帽子。頭巾(ずきん)に近い形のもので、頭全体をぴったりと覆い、あごの下で共地の帯紐(おびひも)を使って留めるようにしたものが多い。ビギンという名称は、フランスのベギーヌ教団の尼僧が用いた、ベギンという3枚はぎにした頭巾からきている。 |
 |
| 【 ビショップ・スリーブ (bishop sleeve) 】 |
| ビショップは「司教、主教」の意味。もとは僧服に見られた腕の上部をフィットさせ、肘(ひじ)から下を極端に広げた長袖をいう。袖口にギャザーを寄せてバンドで留める形のものと、そのまま切りっ放しにした形のものがある。別にペザント・スリーブ(農婦の袖)ということもある。 |
 |
| 【 ビスチエ (bustier[仏]) 】 |
| 肩紐のないキャミソール型の簡便なトップのこと。バストラインの上部で水平にカットされ、ジャージーなどで作られたものが多い。ジャケットやカーディガンなどと組み合わせて、アウターウエアとして用いられる。 |
 |
| 【 ビーチ・サンダル (beach sandal) 】 |
| 海辺(ビーチ)やプールサイドなどで履くサンダルの総称で、水に濡れても大丈夫なように、ゴムやビニールなどでつくられることが多い。形はさまざまだが、草履(ぞうり)のような鼻緒式のデザインが多く見られる。サーファーに愛用される色鮮やかなゴム草履のビーチコマー(浜で漂流物を拾って暮らす人の意)もこの一種。 |
 |
| 【 ビット・モカシン (bit moccasin) 】 |
| ローファーの一種で、甲の飾りベルトに、ビットとよばれる馬具の「はみ(馬の口にくわえさせるくつわの一部分)」を象(かたど)った金具を取り付けた靴をいう。イタリアン・モカともいうが、もと馬具商から出発した老舗のグッチ社が多くつくったところから、グッチ・ローファーズともよばれるようになった。'75年頃、ニュートラ・ファッションの台頭と共に一世を風靡した。 |
 |
| 【 ビートルズ・カット (Beatles cut) 】 |
| 60年代に一世を風靡したロック・グループ、ビートルズに見るヘアスタイルのことで、特にデビュー当時に見られたマッシュルーム・カットを指すことが多い。マッシュルーム形に丸くお椀をかぶせたような長髪で、前髪はストレートに垂らし、もみあげも長く伸ばした形のもの。'60年代後半に流行した。 |
 |
| 【 ビーハイブ・ヘア (beehive hair) 】 |
| ビーハイブは「ミツバチの巣」の意味で、そのように丸みを帯びて盛り上がった髪形のこと。特に50年代に流行した、髪を後方に流して頭項部をドーム形に結い上げたスタイルが知られる。 |
 |
| 【 ビブ・カラー (bib collar) 】 |
| よだれかけ(ビブ)のように、前が垂れ下がった衿のこと。 |
 |
| 【 ビブラム・ソール (Vibram sole) 】 |
| イタリアのビブラム社の商品名で、スパイク・タイヤのようにはっきりとした凹凸模様のあるゴムの靴底のことで、正式名のラギッド・ソールの代名詞ともなっている。地面からのショックをよく吸収し、軽くて丈夫なところから、現在では登山靴だけでなく、一般のカジュアル・シューズにも多く採用されている。別にイタリアン・ビブラムともよばれる。 |
 |
| 【 ブイヨネ (bouillonne) 】 |
| フランス語で「泡立つ、湧き出る」という意味で、布をシャーリングのように波立たせて、大きなふくらみをつくり出すデザイン・テクニックをいう。 |
 |
| 【 ブッシュ・パンツ (bush pants) 】 |
| ブッシュは「灌木、やぶ、茂み」の意で、そうした場所ではくようなイメージから名付けられたワーク・パンツの一種。デニムやチノ、コーデュロイなどの厚手で丈夫なコットン地でつくられ、ジーンズの前ポケットに見るような大型のLポケットが太腿のあたりまで貼られ、その上に大型のボタンダウン・フラップ・ポケットが付いているのがデザイン上の最大の特徴。これのショートパンツ型をブッシュ・ショーツといい、アウトドア・スポーツ用にはかれることが多い。 |
 |
| 【 ブッチャー (butcher) 】 |
| ドビー装置を使って平織と斜子織(ななこおり)を不規則に組み合わせ、布面にさまざまな立体感を出した織物。斜子織の部分も2本、3本、4本などさまざまな本数を、たて、よこに引き揃えて織るので布面に凹凸ができ、さらっとした感触がある。もともとは綿織物で、夏向きのタウンウエア、子供服などに用いられているが、ウールのブッチャーは紳士のスーツ用として使われている。 |
 |
 |
| 【 ブーツカット・フレアー・ジーンズ (bootscut flare jeans) 】 |
| ウエスタン・ブーツを履きやすくする目的と、履いたときに裾のシルエットがきれいに出るようにという考えから、裾をわずかに広げたジーンズで、前よりも後ろがやや長めになっているもの。ウエスタン・ジーンズとしては定番的なアイテムで、単にブーツカット・ジーンズともいう。 |
 |
| 【 ブティック (boutique) 】 |
| フランス語で「小さな店」の意。特定のデザイナーの作品や、ハイセンスな衣服、服飾品、装飾品を取り揃えた小規模な小売店のこと。 |
 |
| 【 ブラウジング・ブラウス (blousing blouse) 】 |
| ブラウジングは「ふくらんだ形」、また「ふくらませる」の意で、もともとブラウスをスカートの中へたくし込んで、全体にふくらませた感じにすることから生まれた用語。フランス語でブルーザン[blousant]ともいうが、そうしたシルエットを特徴とするブラウスを指す。なお、このような男性のシャツはブラウジング・シャツとよばれる。 |
 |
| 【 ブラック・タイ (black tie) 】 |
| 「黒いネクタイ」の意だが、転じてタキシード着用の時にする蝶ネクタイの意味をもつ。つまりパ−ティなどの招待状に「ブラック・タイで」の記載があれば、それはタキシード着用の意味も含んでいる。 |
 |
| 【 ブランケット・ステッチ (blanket stitch) 】 |
| ボタンホール・ステッチと同じ刺し方で、ボタンホール・ステッチよりも間隔をあける。布の縁取りやアップリケをかがる時に用いられる。 |
 |
 |
| 【 ブリオン・ステッチ (bullion stitch) 】 |
| ブリオンは「金銀モール」の意で、モール状にする刺し方。布から針を出して糸を巻き付け、そのまま針を引き抜くことにより、布面にはモールのような巻かれた糸の連なりが残る。ブリオン・ステッチを輪状に刺すブリオン・ループ・ステッチ、ばらの花形に刺すとブリオン・ローズ・ステッチなどといわれる。 |
 |
| 【 ブリオン・ループ・ステッチ (bullion loop stitch) 】 |
| ブリオン・ステッチ |
 |
 |
| 【 ブリーチドジーンズ (bleached jeans) 】 |
| ブリーチドとは「漂白された」の意味。インディゴ・ブルーのジーンズを、はきこなした風合いを出すためにわざと漂白して白っぽくして、古くさい感じにしたもの。ブリーチ・アウト・ジーンズともいう。 |
 |
| 【 ブリティッシュ・ウォーマー (British warmer) 】 |
| 第1次世界大戦の時、イギリス陸軍士官に用いられた防寒用コートで、その後一般にも着られるようになった。衿はピークド・ラペル、前はダブル・ブレスト、肩にはエポーレットが付くのが特徴で、丈は膝丈か膝上丈が一般的。 |
 |
| 【 ブリーフ (briefs) 】 |
| 男性用の下着のひとつで、脚部が付かず、脇の部分をくったボディフィット型のアンダーパンツ。女性下着のパンティに相当するもので、股上の深さによってレギュラー(スタンダード)、セミビキニ、ビキニなどの種類がある。トランクスと並ぶ男性の下着パンツの代表的なもの。ブリーフとは本来「短い、簡潔な、簡単な」の意。 |
 |
| 【 ブリーフ・ケース (brief case) 】 |
| 書類などを入れるカバン。ブリーフは「短時間の、簡潔な」という意味のほか、「要領報告書、申し立て書」の意もあり、ビジネスの用いる取っ手付きの革製カバンやクラッチ・バッグなどの書類カバンを総称する。ブリーフ・バッグということもあるが、これは正確には弁護士用のカバン、また、簡単な旅行用のカバンを指す。 |
 |
| 【 ブリム (brim) 】 |
| 「縁(ふち)、へり」の意で、帽子の「つば」の部分のこと。カプリーヌなどのつばの広い帽子を特に「プリマー」という。また、極端に前びさしの長い帽子をブリマー・キャップとよぶこともある。 |
 |
| 【 ブリリアント (brilliant) 】 |
| 絹、木綿、麻、羊毛、人絹などで織られた紐のこと。縁取り、結び紐、刺繍、レース、端始末などに用いる。または綿の透き通るような薄い織物で、非常に光沢のあるもの。平織が多く、ドレスやランジェリーに使われる。また別に強い光沢を出す仕上げのことをいう場合もある。 |
 |
| 【 ブルー・フォックス (blue fox) 】 |
| 食肉目イヌ科。青ギツネのこと。北欧ギツネの変色種で、キツネの中でもっとも産出量が多い。野生種はグリーンランド、北米、養殖種はロシア、スカンジナビア、ポーランドが主産地であるが、現在はほとんどが養殖もの。シルバー・フォックスに比べて刺し毛が短く、綿毛(わたげ)が長く密で、全体にもっこりとした風合い。染色されることが多く、コート、ボア、トリミングと多用に用いられ、現在のファー・ファッションには欠かせない素材となっている。 |
 |
| 【 ブルトン (Breton) 】 |
| フランスの「ブルターニュ人」の意味で、彼らがかぶっていた帽子からの名称。フェルト製で、前ブリムが上向きに折り返った形が特徴。英語でブレトンともいう。 |
 |
| 【 ブルマーズ (bloomers) 】 |
| 婦人、子供用のゆったりとしたショート・パンツで、ウエスト、裾口がゴムで締められているのが特徴。丈は膝を中心にして、短いもの、長いものがある。もとは、運動着や女児用の下着として用いられたが、最近では、バルーン・ショート・パンツなどと同様に街着としても着られる。19世紀の中頃、アメリカの女性解放運動の先駆者アメリア・ブルーマー夫人(1818〜1894)が、クリノリンに代わる機能的な日常着としてこれを普及させようとしたため、この名がある。 |
 |
| 【 ブレスレット (bracelet) 】 |
| 腕輪、腕飾り。手首や腕に装飾を目的として用いるアクセサリー。リスレットということもある。 |
 |
| 【 ブレスレット・カフス (bracelet cuffs) 】 |
| 金属やレース、リボンなどでつくられた幅の広いブレスレット、またはブラウスの袖口などに付けた装飾的なカフスのこと。バニー・ガールなどに見られる、シャツのカフスに似た手首飾りをいうこともある。 |
 |
 |
| 【 ブレード (braid) 】 |
| 絹、木綿、麻、羊毛、人絹などで織られた紐のこと。縁取り、結び紐、刺繍、レース、端始末などに用いる。 |
 |
| 【 ブロカテル (brocatelle) 】 |
| 二重織のジャガードで、ブロケードに似た織物。細い絹糸を使い、緻密に織った地合いのしっかりした平織または綾織物で、模様のたて朱子部分がふくらんだ感じになっているのが特徴。最近では化学繊維フィラメント糸や綿のシルケット糸も使われる。カーテン、イス張りなどに用いられる。 |
 |
| 【 ブローグ (brogue) 】 |
| ウィング・チップ、メダリオン(穴飾り)、縫い飾り、ギザ抜き(ピンキング飾り)などさまざまな装飾を施した重厚なつくりのオックスフォード・シューズのこと。もともとは毛が付いたままでなめしていないカーフ製のアイルランドの民族靴をいったが、改良されて、現在ではもっとも格調の高い英国式の紳士靴として知られる。デザイン的に省略のないタイプを「フル・グローブ」とよぶ。 |
 |
| 【 ブローチ (brooch) 】 |
| 衿留めや胸飾りとして用いる装飾的なアクセサリー。古来から衣服の打ち合せやマントーを留めたりする実用的な装身具として用いられていたもの。バネではさむクリップ型、針状のピン型、安全ピンを使うものなどさまざまな形がある。フランス語ではブロシュという。 |
 |
| 【 ブロック・チェック (block check) 】 |
| チェッカーボード、元禄(げんろく)柄、市松(いちまつ)模様、碁盤縞(ごばんじま)ともいう。白・黒、または濃・淡の2色を交互に、碁盤の目のように並べた格子のこと。 |
 |
 |
| 【 ブロッセル・クリーパー (brothel creepers) 】 |
| 分厚いラバー・ソール(ゴム底)を特徴とするメンズ・シューズの俗称。ブロッセルは「売春宿」、クリーパーは「忍び歩き」の意味で、足音を立てずに歩き回るのにうってつけの靴というところから名付けられ、’50年代にロンドンのテディ・ボーイたちに愛用された。 |
 |
| 【 ベア・ルック (bare look) 】 |
| ベアは「裸の露出した」の意で、部分的に肌を出したものをいう。背中を露出したベア・バック、肩を露出したベア・ショルダー、腹部を出したベア・ミドリフなどのようによんでいる。 |
 |
| 【 ベアバック (bareback) 】 |
| ベアは「裸の」の意で、背中(バック)を露出したデザインのこと。→ド・ニュ |
 |
| 【 ベビー・ジュエリー (baby jewelry) 】 |
| 赤ちゃん用の宝飾品。ベビー・リング(赤ちゃんの指輪)のほか、名前、誕生日、血液型を刻印したキーホルダー、ネックレス、ブレスレットなどがあげられる。いわゆるメモリアル・グッズ(思い出の品)として登場したもの。 |
 |
| 【 ベビー・スカート (baby skirt) 】 |
| 水着やレジャー・ウエアの上からつける、短い小さな感じのスカートをいう。多くはプリーツやギャザーが入っていて、ショーツなどの上にはおって着るのが普通。 |
 |
 |
| 【 ベビー・ドール・ドレス (baby doll dress) 】 |
| ベビー・ドールはワンピース式のネグリジェの一種で、それに似せてデザインされた可愛らしいイメージのミニ・ドレスをいう。また、ベビー・ドールには「若くて可愛らしい」とか「幼稚だけれど無邪気な魅力をもっている」という意味があり、そのような雰囲気のあるドレスをいうこともある。 |
 |
| 【 ベビー・ブルー (baby blue) 】 |
| 淡くやわらかいブルー。ヨーロッパでは聖母マリアの色である薄いブルーを乳幼児に着せる習慣があることからつけられた色名。近年では、女の子にはベビー・ピンクが用いられることが多い。 |
 |
| 【 ベル・スリーブ (bell sleeve) 】 |
| 袖口が広がった釣り鐘(ベル)のような形の袖のこと。 |
 |
| 【 ベルシェイプド・スカート (bell-shaped skirt) 】 |
| ベル・スカートともよばれ、釣り鐘(ベル)に似た形のスカート。ウエストを細くし、裾にかけてダーツ、固い芯、ペチコートなどによってふくらみをもたせたスカートのこと。 |
 |
| 【 ベルト・ポーチ (belt pouch) 】 |
| ベルトに通してアクセント的に用いる小さなバッグ。タバコや口紅、小銭などを入れるのに便利なもので、ベルト・パウチともよばれる。ベルトがはじめからつくり付けとなったものは、ウエスト・バッグやウエスト・ポーチとよんでこれとは区別する。 |
 |
| 【 ベルボーイ・ジャケット (bellboy jacket) 】 |
| ホテルやクラブなどの給仕(ベルボーイ)に見る制服。多くは立ち衿のボックス形ショート・ジャケットで、ページボーイ・ジャケットと同義。ユニフォーム・ルックの流行から、こうしたものも一般的なファッション・アイテムとして取り上げられるようになった。別にベルポップ・ジャケットともいう(ベルポップは給仕の意)。 |
 |
| 【 ベルボトム・パンツ (bell-bottom pants) 】 |
| フレアード・パンツの一種で、膝まではぴったりとフィットし、膝下から裾にかけてベル(鐘)のように広がるシルエットをもつパンツをいう。俗にラッパズボンとよばれ、昔からある基本的なパンツの一種だが、特に’60年代後半〜’70年代のジーンズに用いられ、大流行となった。極端な広がりをもつものは、エレファント・ベル(象の脚のようなの意)などとよばれる。 |
 |
| 【 ベレー (beret[仏]) 】 |
| 頂点に短い尾のようなつまみを付けた丸く平たい縁なしの帽子。俗にいう「ベレー帽」で、フランスとイタリアの国境バスク地方を発祥地とするところからバスク・ベレーともよばれる。柔らかなウールやフェルトでつくられることが多く、男女共にかぶられ、絵かきや洒落者のトレード・マークともなっている。パンケーキ状に丸く、クラウンが平たなパンケーキ・ベレー、またはグリーン・ベレー(米国陸軍特殊部隊の緑色のベレー)に見られる軍隊用のベレーなどさまざまな種類があり、幅広く浸透している。 |
 |
 |
| 【 ベン・ハー・サンダル (Ben Hur sandal) 】 |
| 映画「ベン・ハー」(1959)に出てくるような古代ローマ風のサンダル。平たい底と鼻緒(はなお)式のデザインが特徴で、革製のものが多く、男性のレザー・サンダルの代表的なものとされている。長い紐を使って足首に巻き付けるようにしたものもあり、同じく古代ローマの剣闘士の名前から、別にスパルタカス・サンダルともよばれる。なお、このタイプの婦人、子供用のものをローマン・サンダルということがある。 |
 |
| 【 弁慶格子 (べんけいこうし) 】 |
| たて・よことも1cm幅以上の同じ幅の格子柄。弁慶縞(べんけいじま)ともいう。たての縞とよこの縞は異なった色を使うが、茶と紺を使ったものを茶弁慶、紺と浅葱(あさぎ)色を藍弁慶(あいべんけい)という。大柄のあっさりとした男らしい柄というところから弁慶と名が付けられた。歌舞伎衣装に好んで使われた。 |
 |
| 【 ベンチ・ウォーマー (bench warmer) 】 |
| ウインター・スポーツでベンチにいる選手が防寒用に着る上着。もとはアメリカン・フットボールの選手が待機用に着た防寒コートをいったが、それに似た長めのジャケットも総称してこう呼ぶようになった。メルトンなどの厚手の生地を1枚仕立てにし、プルオーバー型で首もとを締めるようになっているものが多く見られる。 |
 |
| 【 ペア・ルック (pair look) 】 |
| ペア・スタイルともいう。ペアとは、「一対の、一組の」の意味で、親子、兄弟、友人、恋人、夫婦、などが、同じデザイン、素材、色の服装をしたり、アクセサリー、スカーフなどに共通のものを身に着ける装いのことをいう。 |
 |
| 【 ボー (bow) 】 |
| 蝶結び。衣服の留め合わせとか単に装飾としても用いられる結びのテクニックのひとつで、フランス語でヌーとよぶことも多い。 |
 |
| 【 ボー・カラー (bow collar) 】 |
| ボーは蝶結びのことで、蝶結びにした衿のこと。主に女性のブラウスやワンピースに多く用いられる衿型。 |
 |
| 【 ボー・タイ (bow tie) 】 |
| ボー・ノット(蝶結び)にしたネクタイの総称で、蝶ネクタイ、蝶タイともいう。基本的に、長い1本の紐を自分で手結びする「蝶ダービー」と、あらかじめ形がつくられ、首の後ろで簡単にとりはずしできるようになったつくり付け型の2種がある。後者をピアネスとかメイドアップ・タイ、レディ・タイド・ボーなどと呼んでいる。 |
 |
| 【 ボウリング・シャツ (bowling shirt) 】 |
| ボウリング選手が着用するシャツのことで、オープン・カラー、アクション・プリーツ付きのアウター・シャツのことをいう。背中に刺繍を施したものも多い。'50年代に、アメリカの若者たちの間に流行し、日本では'50ルックのファッションとして'77年頃に流行した。 |
 |
| 【 ボウリング・ルック (bowling look) 】 |
| 60年代に大ブームをよんだ、ボウリングをする時の服装からモチーフを得たファッション。配色使いや背中のロゴ・プリントに特徴のあるボウリング・シャツを主なアイテムとして構成される。 |
 |
| 【 ボクサー・ショーツ (boxer shorts) 】 |
| ボクサー・パンツともいう。ボクシングの選手がはく、ゴム入りのウエストで、短い、ゆったりとしたトランクスのこと。 |
 |
| 【 ボストン・バッグ (Boston bag) 】 |
| アメリカのボストン大学の学生が用いたところからこの名が付いたといわれるが、日本独特の名称。持ち手が2本、底が長方形で、中ほどがふくらんだ手提げカバンで、小旅行やスポーツなどによく用いられる。革、合成皮革、ポリ塩化ビニールに裏張りしたものなどが多い。 |
 |
| 【 ボストン型メガネ (ぼすとんがためがね) 】 |
| メガネフレームの原型のひとつで、丸形のもののこと。ロイド・メガネのような円形ではなく、下が少し細くなった「逆おむすび形」が特徴。ボストンの名称の語源は定かではない。 |
 |
 |
| 【 ボタン (button) 】 |
| 衣服の明きを留める留め具の一種。実用性と共に、装飾も兼ねている。最近では明きに関係なく、単に装飾を目的としたデザイン的なものも多い。糸を通す穴には表穴(2つ穴、4つ穴)と裏穴(シャク)がある。材質は貝、角(つの)、骨、木、竹、金属、プラスチック、ガラス、革、陶器などがあり、高級なものでは、金、銀、象牙、真珠、宝石などもある。フランス語ではブートンという。 |
 |
| 【 ボタン・イヤリング (button earring) 】 |
| ネジで耳たぶにぴったり留める形式のイヤリングのこと。 |
 |
 |
| 【 ボタン・カバー (button cover) 】 |
| 「ボタンを覆うもの」という意味で、ふつうのボタンの上に被せて、服の表情を新しくするという効果をもつ飾りボタンの一種をいう。金メッキに色石を組み合わせるなどアート感覚のものが多く、一般にブラウスのボタンなどにつけられる。男性のシャツの袖ボタンにつけて、カフ・リンクスのように見せる用い方もある。 |
 |
| 【 ボタン・ブーツ (button boots) 】 |
| ボタン留めブーツの総称。もとは紐やファスナーなどを使わないで、脇の明きや前部をボタンで留めて履くようにしたものだが、現在では装飾としてボタンを付け、脇のファスナーをあけて履くものもある。ショート・ブーツ型が多く、特に1900年代などの礼装に見られるほか、レイン・ブーツのデザインなどにも用いられる。 |
 |
| 【 ボタンダウン・シャツ (button-down shirt) 】 |
| ボタンダウン・カラーとよばれる衿型を特徴にしたシャツの総称で、特にアメリカン・トラディショナルのシャツに見られる衿を指すことが多い。少しロールのかかった衿はボタン留めされることにより軽くふくらみ、独特な形をつくるため、ネクタイを締めても、ノーネクタイでも着用される。また、背中の中央のボックス・プリーツやオックスフォードなどの生地使いを特徴にするものが多い。アイビー調ファッションの代表的アイテムで、アイビー・シャツと同義。’20年代に、英国でポロ競技の際に衿が風ではためかぬようにボタンで留めたのがきっかけといわれる。 |
 |
| 【 ボタンダウン・スカート (button-down_skirt) 】 |
| ウエストから裾まで前明きを縦型にとって、それをボタンで留めるようにしたデザインのスカート。多くはタイト・スカートやセミタイト型のスカートに見られ、前中央をあけることが多いが、後ろや脇をあけるものもある。 |
 |
| 【 ボタンド・カフス (buttoned cuffs) 】 |
| ボタンで留めるようにつくられたカフスのこと。主にくるみボタンや小さなボタンを袖口に並べてループ掛けにした装飾的なものを指す場合が多い。 |
 |
| 【 ボタンホール (buttonhole) 】 |
| ボタンをかけるためにつくられたボタン穴のこと。通常、切り込みを入れ、ボタンホール・ステッチや玉縁(たまぶち)で始末されることが多いが、切り込みを入れずに、形だけボタンホールに見せかけた落とし穴(おとしあな)や、ループを使ったものなども含まれる。フランス語ではブトニエールという。 |
 |
| 【 ボーダー柄 (border pattern) 】 |
| よこ方向の柄のこと。もともとはレースの端の縞、または柄のことを指したが、現在ではよこ方向の縞柄のことを総称する。 |
 |
| 【 ボックス・バッグ (box bag) 】 |
| ボックス・タイプのカッチリしたバッグの総称。四角形、円形、三角形などその形はさまざま。 |
 |
| 【 ボックス・プリーツ (box pleat) 】 |
| 箱襞(はこひだ)ともいい、折り目が裏で突き合わせになった、箱のようなプリーツ。裏側はインバーテッド・プリーツとなる。フランス語ではプリ・クルーという。 |
 |
| 【 ボディ・コンシャス (body conscious) 】 |
略してボディコンともいう。「ボディを意識した」の意で、女性の身体のシルエットやラインを、ありのままに表現しようとすること。'60年代末にあらわれた考え方であり、'80年代半ば頃に再浮上した。 (1)身体のラインに密着した衣服(レオタード、ボディ・タイツ、ウエスト・シェイプのスーツetc)、(2)女性のボディやシルエットを自然に露出する衣服(シースルー、ノーブラジャーetc)などを総称する。 |
 |
| 【 ボディ・シャツ (body shirt) 】 |
| シャツ型のトップとパンティ部分がつながった女性用のウエア。股下部分をスナップなどで留めて、ヒップから上のボディを完全に包みこむようにしたもので、身体によくフィットし、ずり上がることのないのが特徴。’70年代に流行したもので、トップ部分は普通のシャツと同じ形をしているので、スカートやパンツと共に着用された。また男性用のボディ・シャツの場合は、身体にぴったりとフィットした細身のシャツをいい、やはり’70年代に流行した。これらはボディ・ウエアと総称され、これらのボトムをタイツとしたものはボディ・タイツとかボディ・ストッキングなどという。 |
 |
| 【 ボディ・ストッキング (body stocking) 】 |
ボディ・タイツともいう。パンティ・ストッキングが上半身まで伸びたような感じの下着。薄いナイロンの編み地などでつくられ、足先から胸までの身体(ボディ)全体を覆うもので、胸部と腰部はストレッチ性の高い編み地が使われる。 全身のシルエットを美しく整える下着として、あるいはボディ・コンシャスを一層強調するアウターウェアとして着られる。'60年代にはじめて登場したもの。 |
 |
| 【 ボディ・タイツ (body tights) 】 |
| →ボディ・ストッキング |
 |
| 【 ボディ・ピアシング (body piercing) 】 |
| 「身体を刺し通す」という意味。ピアス・イヤリング、ノーズ・ピアスをはじめ、唇や乳首など身体のいろいろな場所にピアスをする傾向をいう。タトゥーと同様、ボディ・ファッション、或いは官能的で過激なファッション表現の一つとされる。 |
 |
| 【 ボート・ネックライン (boat neckline) 】 |
| 「舟底形」に浅く、長くくった衿空き。一般には鎖骨(さこつ)に沿ってカーブを描いたものをいい、舟底の部分に切り込みを入れた変わり形もある。両肩の部分に鋭角の角ができるのが特徴。フランス後で「ボート」の意からバトー・ネックラインともいう。なお、これを本当のクルー・ネックとする説もある。 |
 |
| 【 ボトル・シェイプド・タイ (bottle shaped tie) 】 |
| 瓶(びん=ボトル)型のネクタイ。大剣(たいけん=ネクタイの表側にあたる太幅の部分)の中程で、ちょうど瓶のようにふくらんだ形を特徴とするネクタイのことで、クラシックな持ち味があるとされる。ほかにボトル・ライン・タイ、テーパード・タイ(先細りになったの意)ヂュードロップ・タイ(水滴の意)、また、ジェット機の形に似ているということでジェット・タイなどとよばれている。 |
 |
 |
| 【 ボヘミアン・ルック (Bohemian look) 】 |
| ボヘミアンの原意は「もとボヘミア(チェコスロバキアの西部地方)の住人」で、自由な放浪生活をするジプシーや、世間の習慣に縛られない自由気ままな生活をする芸術家などをいう。そのためジプシー・ルックを指す場合と、'20年代のパリやベルリンのボヘミアンたち(芸術家や文士、音楽家などの異邦人たち)に見る、貧乏ではあるけれども粋で独創的なスタイルを指す場合がある。 |
 |
| 【 ボマー・ジャケット (bomber jacket) 】 |
| 基本的な革ジャンパーのひとつ。ボマーは「爆撃機(ばくげきき)」の意で、第2次世界大戦中、アメリカ軍の爆撃機乗員に着用された革製のジャンパーを指す。特に冬季や寒冷地用として、ボア使いなど防寒の工夫を凝らしているものが多く、なかでもG-1ジャケットおよびA-2ジャケットとよばれるものが全てのジャンパーの基本型となっており、その機能的なデザインは変わらぬ人気を保っている。ほかにシープスキン(羊革)製のB-3ジャケットも代表的。なお、ボンバー・ジャケットともいうが、これは発音の違いからきた日本の俗称。 |
 |
| 【 ボレロ (bolero[仏]) 】 |
| 婦人や子供用の丈の短い前明き型の上着。衿がないことが多く、袖付き型と袖なし型があり、簡便な上着として用いられる。ボレロはもともとスペインの舞踊またはその舞曲をいい、闘牛士の服装に代表される、スペインの男子が着用していたものが原型とされる。 |
 |
| 【 ボレロ・セーター (borelo sweater) 】 |
| ボレロに似た形の婦人用セーター。丈が短く、ドルマリン・スリーブやラグラン・スリーブが多く、前は留め合わせないのがデザインの特徴。また、単にボレロ丈の短いセーターをいう場合もある。 |
 |
| 【 ボワレット (voilette[仏]) 】 |
| 女性の帽子に付けられるベールのこと。一般にはネットが用いられ、目の下まで隠すものや顔全体を覆うものなどが見られる。多くは大人の女性のアフターヌーン用で、ドレッシーな趣を持つ。 |
 |
| 【 ボンデージ・パンツ (bondage pants) 】 |
| パンク・ファッションの代表的なアイテムとされるパンツ。ボンデージは「奴隷の身分、束縛」といった意味で、膝の部分にベルトを付けて両脚をつなげ、わざと歩きにくくさせるといった機能的にまったく意味のないデザインを多用しているのが特徴。こうしたところがパンク的といわれる由縁。 |
 |
| 【 ボンネット (bonnet) 】 |
| 後ろからかぶる形式の帽子の総称。顔を縁取るように額を見せてかぶるのが特徴で、特に車のボンネットのように前部にひさしが付く、19世紀にヨーロッパの婦人にかぶられた帽子が有名。あご紐が付く形が一般的で、柔らかい布製のものが多い。 |
 |
| 【 明度対比 (brightness contrast) 】 |
| 明度対比現象のひとつとして有名なハーマン・グリッドの図。白い線の交差部分は直接黒に接していないので明度対比が起こらず、暗く、グレーの斑点があるように見える。明度差における対比効果のこと。明度の異なる色どうしが配色される場合、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く感じられる。つまり、明度の差がより強調されて見える効果をいい、たとえば、同じ明度のグレーを白と黒の上にそれぞれ配色すると、白の上のグレーは暗く、黒の上のグレーは明るく見える。有彩色においてもその効果は同様で、明度差による対比は対比現象の中で、もっとも効果が大きい。 |
 |
| 【 ろうけつ染 (batick) 】 |
| 手工芸な防染(ぼうせん)法の一種で、ろうけち染ともいわれる。ろうを防染剤とするもので、綿や絹などの織物上に、筆または筒を用い、ろうで模様を描いてから染め、染めたあと、ろうを除去して白く抜く。また、ろうを木版につけて型押し(すなわち、ろうの捺染)する方法もある。いずれも、ろうのひび割れでできる細い不規則な線があらわれるのが特徴。 |
 |