EDITOR'S COLUMN

Tomoko Delgado/LONDON

チャリティー・ショップの魅力

2010.03.03
text : Tomoko Delgado

経済不況でハイストリートのショップが売り上げに伸び悩んでいる中、今まで以上に多くの人を惹き付けているショップがあります。それはイギリスの街中を歩いていると、至る所で目にする「チャリティー・ショップ」です。

チャリティーの王道、Oxfam

Oxfam

チャリティー・ショップの種類もいろいろありますが、中でもイギリスで知名度が高いのが、Oxfamです。Oxfamのショップでは一般の寄付によって集められた物が売られており、その売り上げがチャリティーに寄付される仕組みとなっています。さて、このOxfamのショップですが、洋服や、靴、アクセサリー、食器類や本などの他、コレクタブルなアンティーク類を見かけることもあります。しかしなんといっても、チャリティー・ショップの最大の魅力は、ショップ内をくまなく見渡せば、驚くようなプライスでブランドものに出会えることです。私自身もチャリティー・ショップを良く利用しますが、今までで最大の戦利品は£20で手に入れたマーク・ジェイコブスのカーディガンでした!他にも、バーバリーのジャケット、シャネルのスカーフ、プラダやラルフ・ローレンのシャツ、ジミー・チューの靴など、根気良く探せば探すほど、お宝に出会えるチャンスは高まります。

チャリティーだっておしゃれに

Oxfam camden shop

Oxfamが昨年ロンドンのカムデンタウンにオープンしたショップが注目を集めています。このショップでは、ほかのOxfamの支店とは趣向が異なり、Oxfam DIYと呼ばれる独自のコレクションを発表しているのです。デザイナーのフィー・ドラン 通称ミセス・ジョーンズは、カイリー・ミノーグなどのセレブをスタイリングしたことでも有名です。昨年彼女がこのOxfamのショップで買った洋服をカスタマイズして、自分のワードローブにある手持ちのピースとミックスして、個性的なスタイルに仕上げる方法を教えてくれるワークショップを開き話題になりました。彼女とOxfamのこのコラボレーションは、若い人たちの間にもチャリティーに対する注目度を高め、チャリティー・ショップを上手に利用して、おシャレに、オリジナリティー溢れるファッションが楽しめることをアピールするのに貢献しています。またOxfamには、Wastesaver(ウェイストセーバー)と呼ばれるリサイクル施設があります。ミセス・ジョーンズは、ここに集められた洋服や生地をリメイクして、スタイリングしたファッションを提供しています。彼女の古いものを新しく蘇らせるセンスは、多くのアーティストやスタイリスト、デザイナーからも注目を集めています。Oxfam以外では、Traidと呼ばれるチャリティー、リサイクルショップでも、デザイナーとコラボレーションして、寄付で集まった洋服や生地を使ってオリジナルのデザインを発表しています。洋服だけでなく、バックなどのアクセサリー類もあり、一点もののユニークなスタイルを求めるファッショニスタの注目を集めています。

チャリティー・ショッピングの秘訣

チャリティー・ショップでのショッピングのちょっとしたコツは、比較的裕福なエリアにあるショップを選ぶこと。これは、地元の人からの寄付でなりたっているチャリティー・ショップだけあって、裕福なエリアだとその分持ち込まれてくるものも質の良いものが揃っている可能性が高いためです。 また一度訪れて、気に入ったものが見つからなくても、チャリティー・ショップには毎日のように寄付が持ち込まれてくるので、足繁く通うこともポイントです。ブランドものは、店頭に並ぶとその日のうちに売れることも多いので、とにかく根気良くショップをのぞくことも、良いアイテムを手に入れる秘訣と言えます。

時間をかけて足繁く通い、上手く使いこなせれば、お金をかけなくてもハイブランドのアイテムや、オリジナリティー溢れるスタイルが楽しめる、チャリティー・ショップ。購入することでチャリティーにも貢献できるのが嬉しいですよね。ロンドンを訪れる機会があれば、是非足を運んでみてください。

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Tomoko Delgado
EDITOR
ロンドン在住ライター デルガド倫子
ロンドン在住。
ファッション、ライフスタイル、カルチャーなどの情報を雑誌やウェブに提供。
著書に「ロンドン・ヴィンテージ・ファッションショップガイド」


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