EDITOR'S COLUMN

Tomoko Delgado/LONDON

2009年 秋のファッションパレード

2009.08.26
text : Mifuji Kobayashi

カレンダー上ではまだ8月ですが、ウィンドーにはオータムファッションが出揃った頃、そろそろ来シーズンのワードローブを計画し始める頃ではないでしょうか。夏から秋へのスイッチは、1年の中でもコーディネートががらりと変わる時期です。秋のHOTなアイテムをチェックして、準備万端でシーズンチェンジを迎えましょう!

進化するレザーアイテム

左からYves saint Laurent / PAOLAFRANI / Dries Van Noten / Firstview提供

レザー素材を使ったアイテムと言えば、今まではバックやお財布などの小物、ブーツがメインだったと思います。また、ヨーロッパではレザージャケットやレザーコートも昔から根強い人気がありますが、あくまでもアウターのレザーアイテムとして存在していました。2009年の秋からは、レザーも日常着の仲間入りです。
例えばミラノブランドのPAOLAFRANI(パオラフラーニ)からは、レザー素材100%の切り替えワンピース。重い印象になりがちのレザーですが、すっきりとしたVネックにしたり、ウェストマークを強調する事によってシルエットの美しさをキープしています。また、春から人気継続のサロペットもレザーで登場。限りなく薄くやわらかいレザーを使用する事によって、ウェットスーツのように体のラインにぴったりフィット、まるで地肌の上にもう一枚の肌で覆っているかのような感覚。レザーは昔から馴染みのある素材なのに、こういった取り入れ方で近未来的な印象になるのが面白いですね。

インパクトあるボリュームスリーブ

左からBALENCIAGA / DOLCE&GABBANA / Martin Margiela / Firstview提供

この秋に私が注目しているスタイルは、ボリュームアップスリーブ。80年代ファッションの再来で、両肩のスリーブにボリュームを持たせ、シルエットのアクセントを上に持っていくスタイルです。ボリュームの持たせ方も、大きめなパフスリーブにしたり、秋らしいツイード素材で直角な肩のラインを作ったり、レース使いでふんわりと軽やかな半透明スリーブにしたりと様々。肩にインパクトがあるデザインだと、自然と視線が上の方に集中するので、すっきりとした印象になり、全体的に細身のバランスになります。優秀バランスのボリュームスリーブですが、なかなか存在感があるので挑戦するのに抵抗がある人は、ブラウスやシャツから始めてみるのもオススメ。

DIANEvonFURSTENBERG / Firstview提供

ワンピースでは、ドッキングタイプが多く登場しています。ブラウス、またはニットがスカートと一体化しているタイプのワンピースで、同系色で統一してシックにまとめるか、異素材を組み合わせて遊び心を盛り込 むデザインなどが人気です。コーディネートを考えずに、1枚でサマになってしまう便利さも人気の秘密でしょうか。また、パーティー用ドレスには、ベルベット素材のワンピースが注目されていて、人気デザイナーダイアン・フォン・ ファステンバーグ氏自身もランウェイで着用しています。

合わせる小物は?!

左からVivienne Westwood / MISS SIXTY / Firstview提供

気になる小物は、スタッズ系のパンチの効いたディテールを要チェック。ちょっぴりハードに、ブーツやバックをミリタリーテイストでまとめるのが今年流。色は黒が基調で、そこにシルバーのドットでクールさをプラスしてくれます。よりインパクトを出したい人は、黒のPコートにスタッズをあしらったものなどが今年らしさを演出できます。
秋になるとなぜか気になるチェック柄。今年は英国風の赤チェックがメインで、ツイード生地をメインにワンピースやコート、ポンチョ、スモーキーパンツなどのアイテムが出揃っています。コーディネートにチェック柄を取り入れるだけで、いっきに秋気分にスイッチしてくれる頼もしい味方です。
また、足元にはカラフルタイツと超ロング丈のブーツのコーデが浮上!コントラストカラーを使ったストライプ柄、キラキラシルバーホログラムのドット柄など、とにかく派手なプリントがかわいい。もしくは超ロングサイズのひざ上まで覆ってしまうブーツスタイルで、とにかく足元を派手に主張して。編み上げタイプ、スウェード素材、ファー入りなど素材も様々で、ヒールの高さもフラットタイプから超ハイヒールまでバリエーション豊かに登場しています。重要なのは、ひざ上まですっぽり覆ってしまうこと!ロング丈をキープすれば、どんな素材やヒールを選んでもOKです。

みなさん秋のショッピング、心の準備は出来ましたか?それではショッピングをエンジョイしてきてくださいね!

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Mifuji Kobayashi
EDITOR
イタリア在住ライター 小林 深藤
2003年より北イタリア・ヴェローナ在住。
国立音楽院にて声楽・オペラを勉強中。
その傍ら、バイヤー、ライター、翻訳・通訳をこなし、イタリア現地でのリアルなファッションを観察し、日本へ届けている。
父親イギリス人、母親日本人のミックス。現在、イタリア語小説の翻訳中。

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