


40度近い暑さが続く、夏本番のリオデジャネイロ。2月半ばに行われるカーニバルの予行練習で、街中が騒がしくなる季節がやってきました。そんなリオで1月8日から6日間、「ファッション・リオ」が開催されました。「ファッション・リオ」はブラジルの重要なファッショショーのひとつで、今期のテーマは「リオ、オリンピックとすばらしい街」。昨年、2016年の五輪開催地がリオデジャネイロに決まったことを受けてのテーマとなりました。会場には「すばらしい街」、リオデジャネイロの写真が展示され、また、世界的に有名なロゴマーク、「I ♥ NY」に続けと、オスクレンのデザイナー、オスカル・メツァヴァト作の「Rio Eu te amo(リオ、愛してる)」のロゴマークが発表されました。


Melk Z-Daは2005年にレシフェで誕生したブランドで、今期のテーマは「木を着る」です。前期はボリュームショルダーと白ワンピースが目立ちましたが、今期は身体にフィットするタイプのショートスタイルが中心でした。そしてシンプルにカットされた「木」が、散りばめられているモデルが多く、中にはプラスティック素材と「木」を組み合わせたりと、こだわりがみられました。そして注目したいのはバックスタイル。落ち着いたカラーに、インパクトのあるバックデザインの組み合わせには、会場からも拍手が沸きました。


リオデジャネイロ発のガーリーファッションブランド、Giulia Borges。今期は従来のカラフルな色使いは見られず、黒と白、ベージュ、グレーをベースにした新作の発表となりました。ボリュームショルダーも健在で、またドットストッキングでセクシー要素を取り入れています。このGiulia Borgesのデザイナーは25歳と若く、在学中から作品を販売し始めており、リオでも期待されている若手のブランドです。

時にはシースルー、そして柔らかい素材を使用した布地に、大理石を思わせるプリント。ギリシアの女神を思わせるヘアーで、ハープのライブ演奏をバックに登場するモデル達。アフリカ、ドイツ、メキシコなどのインターナショナルコレクションにも参加するVictor Dzenk。今期のテーマは、「ディオニュソス、ブドウ酒の神」。ロング、ショート丈のワンピースを中心に、シンプルなカラーに華やかなプリントが目立ちました。リオデジャネイロ出身のスーパーモデル、ヤスミン・ブルネットも舞台に登場。
今回紹介した3つのブランドは、比較的新しくはありますが、ファッション・リオでは定着しているブランドです。今期のファッション・リオは、全体的に落ち着いたカラーに、各ブランドこだわりのアイテム、素材で観客を魅了していました。実は近年リオデジャネイロを代表するブランドが、ファッション・リオからサンパウロ・ファッション・ウィークへ移る傾向があり、ファッション・リオの独自性を追求すべきだとの声が多い中での今回の開催でした。W杯、五輪と国際イベントの開催地に選ばれた、リオ発のファッションショーを独創性のあるものにしようと、模索するファッション・リオ。今後も注目していきたいですね。

