EDITOR'S COLUMN

Naoko Takahashi/BRAZIL

誕生から30周年を迎える、ブラジル発ラバー・シューズ

2009.11.25
text : Naoko Takahashi

ブラジル発のプラスティックシューズ、メリッサ。リサイクル可能で履き心地がよく、防水効果抜群!また独自のデザインが人気を呼び、今や世界80カ国販売されています。1979年から今日まで約1億足販売。そして今年は1979年に最初のモデル、「Aranha 蜘蛛」が発売されてから30周年を記念して、リオデジャネイロで展覧会、「MELISSA EU!」が行われました。

記念展覧会の会場の入り口

小さなミニチュアから巨大メリッサまで登場

メリッサの靴を形成するラバー素材でできた小物を使用したインスタレーション

10月28日から11月15日まで、ポルトガル風の古い町並みが残るサンタテレザで行われたこの展覧会は、メリッサの30年間の移り変わりを垣間見ることができるものでした。会場は、メリッサの靴を形成するラバー素材でできた小物を使用したインスタレーションであふれ、訪問者の目を誘いました。特に、イラク・バグダッド出身の女性建築家、ザハ・ハディッドの巨大メリッサは子ども達にも大人気。メリッサは、ヘルコビッチ・アレキサンドレ、ヴィヴィアン・ウエストウッドなど、有名デザイナー、アーティストとのコラボレーションを多く発表しています。ザハ・ハディッドとメリッサは、2008年に最初のコラボレーション作品を発表しました。またメリッサのミニチュアを製造する小さなファクトリーも公開。ビーズのようなプラスティックから、どのようにメリッサが生み出されるのかを見学することができました。

左:公開されたミニチュア製造ファクトリー 右:ザハ・ハディッドの巨大メリッサ

メリッサ通になれる展示

左:モデルの移り変わりが展示 手前は、「Aranha 蜘蛛」 右:メリッサの包装箱の展示

会場には、1979年の最初のモデル、「Aranha 蜘蛛」から現在に至るまでのモデルの移り変わりが展示されたスペースなど、多くの小さなギャラリースペースが設けられていました。その中でも一番の人気は、メリッサ関係者のインタビューを上映しているスペースです。サンパウロのオスカル・フレイリ通りにオープンしたメリッサ・ギャラリーの建築者、Muti Randolphにより製作されました。オスカル・フレイリ通りは、インターナショナル・ミステリー・ショッピングにより、世界で最もゴージャスな8つのストリートの一つに選ばれており、ブラジルで最もおしゃれなストリートです。メリッサは2005年に唯一の直営店をオープンさせました。

Muti Randolphにより製作されたスペース

2010年のコラボレーションシューズ

メリッサ提供

2010年夏コレクションのモデルも、展示会で注目を浴びていました。メリッサは、今期も様々なアーティストとのコラボレーションを展開。ブラジルのバンド、カンセイ・ジ・セール・セクシーのボーカル、LoveFoxxxの作品は、ディスコ・パンク・バンドらしく、黒いネズミ付のポップな仕上がり。九州と東京にショップを持つイザベラ カペートは、小さなお花で足を包み込むデザイン。ヴィヴィアン・ウエストウッドは足先に大きなメタルボールを乗せての再登場。同じ素材で作られていながら、常に新しさを提供するメリッサの新作情報は常にチェックしていたいですね。

今やメリッサは、シューズブランドを抜け出し、ブラジルファッションの象徴、デザインを代表するブランドになったといっても過言ではありません。30年経った今、今後どのように展開していくのか注目したいものです。

merissaオフィシャルウェブサイトはこちら>>

Ads by Glam
Naoko Takahashi
EDITOR
ブラジル在住ライター 高橋 直子
ブラジル、リオデジャネイロ在住のライター、カメラマン。
日本の雑誌を中心にファッション、経済、子育て、教育、文化、芸術、音楽など幅広い範囲にわたって情報を発信。
ブログ: http://anahiro.blog69.fc2.com/

OTHERS

NEWS

top