

エキゾチックな魅力溢れるアジアの国際都市、バンコク。美味しいタイ料理、楽しいショッピング、きらびやかな寺院、心まで癒されるタイマッサージなど、一度訪れたら虜になる人も多いのではないでしょうか。タイは実にさまざまな顔を持つ都市です。今回はそんなタイの伝統民族衣装ファッションショーの様子を、バンコク現地からお届けします。

ショーが行われたのは、タイ王国海軍の敷地にあるコンベンション会場。チャオプラヤー川を渡り、車で15分ほどの静かなエリアにあります。今回のショーは複数の現地大手企業がスポンサーとなったHIV撲滅チャリティーイベント。観客にはディナーが振る舞われ、タイ王国のプリンセスもご出席された、格式高いイベントでした。ファッションショーの合間にはタイ民族舞踊と伝統的な楽器での演奏もありました。購入されたチケットの代金はすべてキャンペーンの一環として寄付に充てられるそうです。タイ人の夫の会社がこのイベントのスポンサーになっており、ひょんなことから夫婦でショーモデルを務めることに。ショーの様子は現地の大手英字新聞「バンコクポスト」にて報じられています。

ショーの見どころはなんといっても、色とりどりの民族衣装。私たちが想像するタイの民族衣装はわりと派手な色使いのイメージもありますが、それらは主に中部地方の民族衣装で、麻や綿といった素材のシンプルで地味な民族衣装も地方によってはあるのです。特に北に行くほど、質素な雰囲気になる印象を受けました。タイも北部は気候が比較的寒いことや、ラオスなど他国との国境に近いエリアは民族間交流により、別の文化の影響もふんだんに受けている場合があるそう。フィナーレのメンバーは、タイの南部、北部、中部などの結婚式の衣装をカップルで着用。私たち夫婦に割り当てられ民族衣装もタイ東北部、ラオ族の結婚式の衣装。私が着ている黒のジャケットや赤地のスカートに使われている金の素材はすべて純金。アクセサリーはトルコ石とダイヤモンドのコンビネーションです。

今回ショーのモデルを務めたのは約100名で、全員がボランティアでの出演。タイの民族衣装にたくさんの種類があることを学べたこと、またそれらを実際に見て、素材に触れることもできたことは貴重な体験でした。日本の着物にもさまざまな種類がありますし、地方によっては着方が異なったり、デザイン、絵柄の特徴も違ったりするはず。タイの民族衣装も、国の文化を象徴する素晴らしいデザインばかり。ファッションを通して、文化を感じることができる民族衣装はやっぱり素敵です。

タイでは王室の存在感は絶対的なもので、今回ご一緒に記念写真を撮ることになったプリンセスも、ご登場の際は数多くのボディガードに取り囲まれていました。私たちも撮影前は何度もお辞儀のリハーサル。このような体験は初めてだったため、驚きの連続でした。 またタイでは撮影の際に王室関係者がいる場合、彼らだけが椅子に座ることが許されます。こちらはフィナーレメンバーでの写真ですが、プリンセスのみ、椅子に腰掛けています。これも噂には聞いていたものの、実際見た時はすごいな、と思いました。彼女のファッションはエメラルドグリーンの、大変美しいシルクのドレスです。
タイに観光すると、民族衣装を着て写真撮影ができるスタジオがあります。その際に使われる衣装はたいてい中部や南部の鮮やかな色デザインのものが多いようです。ヘアメイクもお願いできるので、タイの民族衣装撮影に興味のある方はぜひチャレンジしてみては?素敵な旅の思い出になると思います。
タイ民族衣装サイト
Ramthai.com
Siam-Fashion.com

